ガッジョ・ディーロ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ガッジョ・ディーロ
ガッジョ・ディーロ
-

ガッジョ・ディーロ

1999年2月6日公開、100分
1
2
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

フランスからやってきた青年とロマ(ジプシー)の村人たちとの心の交流を描いた一編。監督・脚本・音楽は「モンド」のトニー・ガトリフで、ロム系の血を引くという彼は、『Les Prices』『Lacho Drom』(日本未公開)に続き、この作品で流浪の氏3部作を完成させた。製作総指揮はガイ・マリグナネ。撮影はエリック・ギシャール。美術はブリジット・ブラッサール。編集はモニーク・ダルトーネ。録音はニコラス・ネイジェルソン。出演は「ドーベルマン」のロマン・デュリス、新人、ローナ・ハートナー(97年モントリオール世界映画祭主演女優賞受賞)ほか。実際にロマの楽士であるイシドール・サーバンはじめ、ロマの村人たちが出演。97年ロカルノ国際映画祭銀豹賞、主演女優賞など計5部門受賞作品。2023年月29日、デジタルリマスター版公開。

ストーリー

父の形見のカセットテープを片手にルーマニアにやってきたステファン(ロマン・デュリス)。そこで彼はウォッカをあおる老人イシドール(イシドール・サーバン)と出会う。二人は風雪吹きすさぶ中、歌って飲んで夜を明かす。翌朝、イシドールの部屋で寝ていたステファンをロムの村人が取り囲む。その中にひときわ冷ややかに見つめるサビーナ(ローナ・ハートナー)の姿があった。イシドールはステファンがジプシーの言葉、ロムを勉強しに来たと村人に説明し、騒ぎを静める。監獄に送られた息子と引き換えに神が彼を遣わしたと感じていたイシドールはステファンにとどまるよう説き伏せた。その後、ステファンは賓客として扱われ、村人と交流を深めていった。かつてベルギーに住んだことのあるサビーナは彼の通訳となり次第に心を引かれ合う。イシドールたちのおかげでテープの声の主を探し出すが、すでに死んでしまっていた。かわりにステファンは喜び、悲しみの詰まったロマの歌を録音し始める。ある日、出所したイシドールの息子が、酒場でルーマニア人をあやめてしまう。ルーマニア人たちは村に火を放ち、逃げ込んだ息子を焼き殺す。村外れの路傍でステファンはこれまで録音したテープをすべて壊し、埋葬するのだった。

フォトギャラリー

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Gadjo Dilo
製作年
1997年
製作国
フランス ルーマニア
配給
日活
初公開日
1999年2月6日
上映時間
100分
製作会社
プランス・フィルム作品


[c]キネマ旬報社