恋のナポリ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋のナポリ
恋のナポリ
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恋のナポリ

1936年公開
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「南の哀愁」「今宵こそは」のジャン・キープラが「ロジタ(1936)」のグラディス・スウォザウトと共に主演する歌の映画で、ジャック・バクラクの原作に基づき「薔薇はなぜ紅い」のエドウィン・ジャスタス・メイヤーと「恋のセレナーデ」のリン・スターリングが協力脚色し、「さらば海軍兵学校」「帰らぬ船出」のアレクサンダー・ホールが監督に当たり、「薔薇はなぜ紅い」「十字軍」のヴィクター・ミルナーが撮影した。音楽はオスカー・シュタイン二世が作詞し、「真夏の夜の夢」のエリッヒ・ウォルガング・コルンゴルトが作曲並びに指揮している。助演は「ドン・ファン」のフィリプ・メリヴェール、「学生怪死事件」のベニー・ベイカー、「花嫁の感情」のウィリアム・コリアー・シニア老、「真珠の首飾」のアラン・モープレイ、シドニー・トーラー等である。

ストーリー

紺碧の海に白帆浮かび、オレンジの花香るイタリアソレントの街に、アントニオという漁夫がいた。彼は生れながらの美貌の持ち主で、町中の人気者だった。ある夜ソレントでオペラのスター、フォーチェリーニが「イル・トラヴァトーレ」を上演した時、余り拙しいので憤慨したアントニオは卵を投げ付けた。警官に追われる途中、ある別荘の窓から美しいソプラノが聞こえて来たが、それはナポリの音楽家ボネッティがマリアという無名歌手とフォーチェリーニを主役として新歌劇「ロメオとジュリエット」を上演する稽古をしているのだった。フォーチェリーニは歌が楽譜どおりに歌えず、マリアと口論したあげく、出演を拒絶して去った。アントニオは親友トマソと二人で警察の手のおよばぬ教会堂で一夜を明かしたが、翌日礼拝に来たマリアは賛美歌を歌うアントニオの美しいテノールを認め、ボネッティに頼んで彼を相手役に契約することとなった。アントニオの母はこれに反対した。アントニオの父も同じような事があってついにソレントに帰ってこなかったからである。アントニオは生まれて初めて母に背いてナポリへ赴いた。アントニオとマリアはオペラの稽古をするうちに互いに思い合う仲となった。ところがボネッティも弟子のマリアを愛し結婚を申し込むつもりでいる事を知り恩人のために我が恋を諦めて姿を隠した。やむなくボネッティはフォーチェリーニを再び契約し、いよいよ初日となった。母のもとに帰ったアントニオはその朝マリアが訪ねて来て、彼女も深く彼を愛していると語った、と母から聞かされ、ナポリへ急いだ。舞台では酔っ払ったフォーチェリーニが「ロメオとジュリエット」を目茶目茶にしそうな危ないところだった。駆け付けたアントニオは扮装もそこそこに舞台に飛び出した。若い二人の恋を知ったボネッティは、オーケストラを指揮しながら、舞台に恋の歌を二重唱するアントニオとマリアに美しい恋の伴奏を送った。

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作品データ

原題
Give Us This Night
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画日本支社
初公開日
1936年
製作会社
パラマウント映画


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