航空十三時間:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
航空十三時間
航空十三時間
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航空十三時間

1936年公開
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「春を手さぐる」「花嫁の感情」のフレッド・マクマレイと「ミシシッピ」「今宵は二人で」のジョーン・ベネットが主役を勤める映画で、「鷲と鷹(1933)」のボガード・ロジャースがフランク・ミッチェル・デイジーと共作した物語をケニオン・ニコルソンが潤色し、「春を手さぐる」「我が妻を見よ」のミチェル・ライゼンが監督に当たり、「最後の駐屯兵」生命の雑踏」のテオドル・スパリクールが撮影した。助演者は「人生は四十二から」のザス・ビッツ、「さらば海軍兵学校」のジョン・ハワード、「Gウーマン」のアラン・バクスター、「バーバリー・コースト」のブライアン・ドンレヴィ、「上海」のフレッド・キーティング、新人エイドリアン・マーデン、「春を手さぐる」のルース・ドネリー、子役ベニー・バートレット、「海は桃色」のグレイス・ブラッドリー、「女罠」のディーン・ジャガー等の面々である。

ストーリー

旅客飛行機の操縦士ジャック・ゴードンは休暇を貰ってニューヨークへ出て来た所を会社から電報で呼び返されサン・フランシスコ行きの旅客機に乗り込み、ソルト・レークから彼が運転することになっていた。フェリス・ローリンスという美しい令嬢がサン・フランシスコまでの切符を買おうとしたが、社員が小切手を信用しないので困っていた。ジャックは新聞に出ている宝石泥棒の女賊を彼女だと思い込んで興味を持ち、小切手に裏書きをしてやった。フェリスは抵当に指輪を彼に渡した。乗客は二人のほかにウォルデマーという少年とその家庭教師のハーキンス嬢、エヴァーツ医師、パーマーであった。旅客機はシカゴに着いた。そこからグレゴリィという怪しい男が乗り込んで、しきりにフェリスをサン・フランシスコに行かせまいとするような風が見えた。ウォルデマーはいたづらばかりするし、パーマーは変にエヴァーツ医師を気にして、電報でニューヨークの医師会に紹介してみるとそんな医師はいないという返事だった。ジャックはフェリスに近づこうとするが仲々成功しない。すると会社から電報が来てフェリスはニューヨークの立派な家庭の娘だと判ったので、ジャックは無礼を詫びた。彼女は妹が性の良くない男と婚約してサン・フランシスコを出帆しようとしているので、それを止めるために飛行機に乗ったのだった。グレゴリィはその男の弟で何とかしてフェリスを出帆に間に合わないようにしょうとしている。旅客機はオハマを経て、ソルト・レークからジャックが操縦し、機関士フレッドとその婚約者であるエア・ガールのアンが新しく乗り込んだ。天候は次第に悪化して飛行は困難となり、グレゴリィは五千ドル出すから不時着せよとジャックに言ったが、フェリスをサン・フランシスコに送るため彼は南方の空路を取って飛行した。然し風雪に襲われて旅客機は遂に位置不明の山中に不時着しそこで一夜を明かさねばならなくなった。するとそのときエヴァーツ博士はジャックとフレッドに自分は探偵であり殺人犯パーマーを逮捕に来た旨を告げ協力を求めた。然しパーマーは吹雪の山中でエヴァーツとフレッドに重傷を負はせ、夜明けになると旅客機に引き帰して一同を脅迫したが、いたづら小僧のウォルデマー少年の機転でパーマーは遂にジャックに捕えられた。こうして快く晴れた空を目がけて旅客機はサン・フランシスコめざして出発した。ジャックとフェリスが仲良くなったのは言うまでもない。

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作品データ

原題
13 Hours by Air
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
ミツバ商会
初公開日
1936年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社