荒原の覇者(1933):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
荒原の覇者(1933)
荒原の覇者(1933)
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荒原の覇者(1933)

1933年公開、西部劇
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「高原強襲隊」と同じくトム・ミックス主演西部劇でグラント・テイラーが書いたストーリーに基づき、「高原強襲隊」「熱砂の騎士」のジャック・カニンガムが脚色し、新監督アーマンド・シェーファーが監督に当り、例によってダニエル・B・クラークが撮影したものである。相手役は無名より抜擢されたナオミ・ジャッジが勤め「西部鉄拳王」「高原強襲隊」のレイモンド・ハットン、フランシス・マクドナルド、アーサー・ランキン、ジョン・セント・ポリス、ハリー・テンブルック等が助演している。

ストーリー

1885年のことである。アリゾナのシルヴァー・シティーには強盗団が跳梁して幌馬車を襲い、牧場を荒し、列車を襲うという傍若無人の悪事を働いていた。その団員には牧場経営者のタッドとティムのマクファーソン兄弟や、リトル・カジノとあだ名されるバーナード・レアードもいた。リトル・カジノはタッドとティムの残忍性を嫌い、ギャングから足を洗おうと思った。自警団長のオームスビー大佐とシェリフ・ジューデルは賞金を懸けて強盗団の捕縛を奨励したが、賞金が幾度も値上げされたにも拘らず何等の吉報はもたらされなかった。遂に知事の許にもこの強盗団の跳梁が訴えられるるに及び、知事は捕縛方を富裕な牧場主で、冒険好きのトム・マンロウに命じた。リトル・カジノの妹に当たるノーマ・ベアードは盗難届にシルヴァ・シティーに赴き、来合せたトムと遭遇した。ホテルで賭博師のラッキー・ドーソンが酔っ払って拳銃を乱射しているのを取押えた時トムはノーマを見染めたのであった。翌日トムは幌馬車が又もや襲撃されたことを聞き、団の本拠を探しに出かけた。トムはオームスビーの注意を全然無視して行って、却ってマクファーソン牧場が根城であることを突止め、マクファーソン兄弟やリトル・カジノを仕留めてシルヴァ・シティーに拘引したが、途中で悪漢等は遁走して了った。リトル・カジノは妹ノーマがいるベアード牧場へ赴き自分の罪を告白してかばってくれと頼んだ。マクファーソン等はリトル・カジノを怪しみ、跡をつけて行った。そこへトムが追跡して乗込んで来たので銃火が交へられた。トムは助けを求めに来た自警団を伴ってやってきたので、家畜置場に忍び込んで野馬に鞍をつけて置いた。それとは知らぬ団の者共は新しい馬に乗換えにやって来て野馬に乗った。そのために1人残らず投げ落され逮捕されて了った。かくて団の頭目株が自警団長オームスビーとシェリフのジューデルであることの証拠もあがって縛についたのでさしもの強暴な採馬団も掃蕩されたのである。

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作品データ

原題
Terror Trail
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル
初公開日
1933年
製作会社
ユニヴァーサル映画
ジャンル
西部劇


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