エンバーミングという閉ざされた世界に生きた、ひとりの老エンバーマーの姿をとらえた長篇ドキュメンタリー。監督は、SMビデオの監督を経てフリーの死体カメラマンとして活躍を続ける釣崎清隆で、本作が初の劇場公開作となっている。VTR作品。ビデオプロジェクターによる上映。
ストーリー
南米コロンビアの首都、サンタフェ・デ・ボゴタにあるメディシナ・レガル(死体公示所)を中心としたモルグ街に、最長老エンバーマーのフロイラン=オロスコは住んでいる。彼は、老若男女問わず休むことなく一日に5~10体の死体を黙々と化粧し続けている。その仕事ぶりは、40年のキャリアが物語る自信とプライドを感じさせる。しかし98年2月、彼はヘルニアが原因でこの世を去ってしまう。彼がエンバーミングした死体はざっと5万体。だが、彼の亡骸はエンバーミングされなかったと言う。
スタッフ
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作品データ
- 原題
- Orozco el Embalsamador
- 製作年
- 1999年
- 製作国
- 日本
- 配給
- オロスコ製作委員会
- 初公開日
- 2000年7月31日
- 上映時間
- 90分
- 製作会社
- オロスコ製作委員会(V&R PLANNING)
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c]キネマ旬報社