明け行く魂:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
明け行く魂
明け行く魂
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明け行く魂

1926年公開
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デイヴィッド・ベラスコの当たり狂言を映画化したもので、ブラッドリー・キング女史が脚色し、「大山鳴動」「名門の血は踊る」「サイベリア」等と同じくヴィクター・シエルツインガー氏が監督した。主役は「悲恋の楽聖」「大山鳴動」等出演のアレック・B・フランシス氏で、「青鷲」「誉れの一番乗り」等出演のジャネット・ゲイナー嬢、「混線脱線スターは誰だ」「突飛大将恋の初陣」等出演のジョン・ローシュ氏を始め、新進リチャード・ウオーリング氏、ジョン・セント・ポリス氏、ライオネル・ベルモア氏、フローレンス・ギルバート嬢、ボデイル・ロージング嬢等が助演している。

ストーリー

ニューヨークの付近で植物園を営んでいるブリム家は200年前アメリカ発見の後間もなくオランダなら移住した奮家だった。当主ピーターは温厚な老人で村人から尊敬されていた。グリム家の家族は家政婦マルタ、ピーターの亡くなった親友の娘ケデイー、孤児のジミー、等で平和に暮らしていた。ピーターの茶のみ友達の医師マクフアーソンは霊魂不滅論者で、霊魂不滅論者のピーターと何時も議論を戦わしていた。ケデイーとジミーとはお互いに恋し合っていたが、ピーターの甥フレデリックが海外留学を卒えて帰国すると、ピーターはケデイーにフレデリックと結婚せよと言い付けた。マルタの娘アンナマリーは父無し子ウィリアムを産み、村にいられずウィリアムをピーターに預けて家でした。村へ曲馬団が来た日ピーターは急病で亡くなった。遺産は全部フレデリックのものとなりケデイーと結婚することになった。フレデリックは代々グリム家の実たる植物園を売ろうとしたので、皆は反対したが何うすることも出来なかった。マクフアーソンはピーターが帰って来てグリム家の危機を救うであろうと信じていた。果たしてピーターの魂は帰って来てアンナマリーからウィリアムの父がフレデリックであると知らせた手紙が来たので始めて甥の醜い心を知った。しかし彼はその医師を生物に通ぜしめることが出来なかった。ところが邪心なきウィリアムは心の目でピーターの姿を見て、フレデリックがウィリアムの父でケデイーと結婚する権利がないことを公表した。フレデリックは良心の呵責に苦しめられ遂に財産を棄てて姿をくらましてしまった。ケテイーとジミーは結婚してグリム家を継ぐことになった。

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作品データ

原題
The Return of Peter Grimm
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1926年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社