心の青空:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
心の青空
心の青空
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心の青空

1932年公開
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「悪魔の日曜日」「トレスパサー」の原作脚色監督者エドモンド・グールディングと「マタ・ハリ」「明暗二人女」のベンジャミン・グレイザーが共同して執筆した原作を「医者の妻」のモーリン・ワトキンスとミルトン・H・グロッパーが共同脚色し「シマロン(1931)」「曳かれゆく男」のウェズリー・ラッグルズが監督に当たったもの。主演者は「自由の魂」「スザン・レノックス」のクラーク・ゲーブルで、「明日は晴れ」「恋を喰べる女」のキャロル・ロンバードと「オフィスワイフ」「大親分」のドロシー・マッケールが相手役を演じ、「恋愛百科全書」のグラント・ミッチェル、「未亡人倶楽部」のジョージ・バービア、「楽園の大河」のエリザベス・パターソン、「暴君ネロ(1932)」のトミイ・コンロン、「蹴球大学」のJ・ファーレル・マクドナルド等が助演している。撮影は「ストリート・ガール」のレオ・トーヴァーの担任。

ストーリー

博識と女蕩しで有名なベーブ・スチュアートは情婦のケイを囮にインチキ賭博で有閑紳士連から金を巻上げていたが、遂に足許が危なくなったので土地を売ることになった。彼が落付いた処はグレンデルという物静かな街だった。そこでベーブはコニイ・ランドールという娘を図書館で見染め、毎日々々彼女やその両親の信用を得るため図書館に通ったり、教会で威儀を正したり、彼の今までの生活とはかけ離れた生活を始めた。やがて彼はコニイとその両親の信用を得て彼女と結婚した。そして楽しい夢を抱いてベーブは余炎の冷めたであろうニューヨークへ帰った。彼はニューヨークに帰ると昔に返って、インチキ商売に凄腕を振い始めたが、夫を信じ切っているコニイの姿を見るとベーブも、足を洗わねばならないと思うのだった。今はすっかり真面目な心に立返り、いざ正道を歩もうとした時に災難が起った。かねてベーブの忌まわしい悪事に目を光らせて、彼の尻尾を押さえてやろうと努めていたコリンス探偵は、当時南米へ金持ちに連れられて遊びに行ってたベーブの情婦ケイがニューヨークに帰るのを待ちうけ、彼女にベーブが結婚したことを告げ、嫉妬に逆上したケイを利用してベーブの悪事を密告せしめた。このためにベーブも遂に検挙されたが、彼は純真な愛妻に自分の過去の醜さを知らせることを怖れ、三ヶ月間社用で南米へ赴くとコニイを欺いて曳かれて行った。この機会にきっぱり泥から足を洗う決心をしたのだった。三ヶ月の間、ベーブは配下の者の計らいによって、コニイ宛の自分の電報を南米から打電してもらって、コニイに彼が刑務所にいることを知らせないことに殆ど成功した。ところがたまたま、コニイが両親に会おうと故郷グレンデルを訪れた時、彼女はコリンス探偵からベーブの罪を聞かされたのである。刑期を了えて今は心から真面目な青年となったベーブは、南米から帰ったと称しながら我家へ帰ったが、彼は自分の過去がついに愛妻の知るところとなったのを驚き悲しんだ。そして自らコニイに告白しようとするベーブを制して、彼女は夫の改心を見抜き、過去を不問にふして、生まれ出づる者への愛と、正義とを夫に誓わせたのだった。

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作品データ

原題
No Man of Her Own
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1932年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社