孤児ダビド物語:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
孤児ダビド物語
孤児ダビド物語
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孤児ダビド物語

1935年公開、0分
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チャールズ・ディケンズの代表的名作小説の映画化で、英国の小説家ヒュー・ウォールポールが潤色し、「若草物語(1933)」「愛の鳴咽」と同じくハワード・エスタブルックが脚色に、ジョージ・キューカーが監督に当たった。主役デヴィッドには少年時代を無名の英国少年フレッディー・バーゾミュウが、青年時代を英米の劇団に出演していたフランク・ロートンがそれぞれ勤め「かぼちゃ大当たり」のW.C.フィールヅ、「宝島(1934)」のライオネル・バリモア、「ターザンの復讐」のモーリン・オサリヴァン、「死の本塁打」のマッジ・エヴァンス、「若草物語(1933)」のエドナ・メイ・オリヴァー、「宝島(1934)」のルイス・ストーン、「明日の太陽」のエリザベス・アラン、「君とひととき」のローランド・ヤング、「ソレルとその子」のヒュー・ウィリアムス、「絢爛たる殺人」のジェシー・ラルフ、バジル・ラスボーン、ジーン・キャデル、ユーナ・オコナー、ジョン・バックラー、等が助演するほか、潤色に当たったヒュー・ウォールポールも出演している。撮影は「メリイ・ウイドウ(1934)」のオリヴァー・マーシュの担当である。

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ストーリー

幼くして父を失ったデヴィッド少年は母と乳母ペゴティの手で愛しみ育てられたが、彼が8才の春若き募婦なる母はマードストンンなる男と恋に落ち長内デヴィッドは無慈悲な養父を迎える事となった。デヴィッドの上にかかった陰惨な運命の影は母の死によって一層深刻にされた。彼が唯一の頼りとする乳母ペゴティ迄もついに養父マードストンに依って家を去らねばならなかった。「修行」と言う名目でロンドンに奉公に出されたデヴィッドはつらい勤めのうさをわづかに下宿の主人マカウバーしの真心からの親切に慰められて暮らしたが、そのマカウバー一家も借財の為に没落してついにロンドンに居られなくなり、デヴィッドは唯一人の親身であるその昔名だけ聞いたベチイ伯母をドーヴァに尋ねた。ベチイ伯母は頑な老人だったが、自分を頼る唯一人の甥の身の上に同情し、無慈悲な養父マードストンと交渉してついにデヴィッドを手元に引き取る事になった。デヴィッドの上に明るい日が訪れた。彼はカンタベリイのウイクフイールド氏の許で教育を受け更に大学までも卒業することが出来、文筆をもって身を立てる決心をした。微笑ましい人生の喜悦はしかしすぐに裏切られた。それは彼が尊敬し信頼する親友ステイアフォースが色情の事から彼が愛する乳母ペゴティ一家に大きな不幸をもたらした事だった。彼は人間性の醜悪さに目をつぶった、そうして自分は清い愛をドラなる女性に注いだ。ドラとの幸福な結婚生活も束の間、彼は恋人ドラと妻ドラとの間の大きなへだだりに幻滅を感じた挙げ句、ついにそのドラも病の為にとられた。外国への漂浪生活を経たデヴィッドはやはり故国に気を引かれてウイクフイールド氏の許へ帰って来た。そこには幼なじみの娘アグネスが打ち明け得ぬデヴィッドへの愛情を抱いて持っていた。恩人ウイクフイールド氏はユライア・ヒープなる腹黒い秘書の為に危うく財産を横領されようとしていたのをデヴィッドと同じく同家に雇われたマカウバーの2人で摘発して昔の恩義に報いる事が出来た。そしてデヴィッドとアグネスの結婚式が伯母ベチイの心からの祝福の下に幸福に挙げられた。

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作品データ

原題
David Copperfield
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
上映時間
0分
製作会社
M.G.M映画


[c]キネマ旬報社