北京ヴァイオリンのレビュー・感想・ネタバレ・評価
ユーザーレビュー
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kaze229
52011/12/28きっと
こうなっていくんだろうなぁ
と
わかっちや いるのだけれど
つい はらはらさせられたり
ほっ と安心したり
うまく 乗せられていることは
解っているのだけれど
最後まで
ちゃんと 引っ張っていって
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タルーン☆
42009/2/24天才的なヴァイオリンの才能を持つ少年と、その父親の物語。
まず映画の中で聞くことができるヴァイオリンの音色のすばらしさに圧倒されました。ちゃんと記憶していないのですが、たしかヴァイオリンを演奏しているのはいろんな大会で優勝しているという中国ではかなり有名なヴァイオリニストが担当していたと思います。
また、主人公の少年と、その父親の親子愛にも感動しました(ちょっと父親の少年に対する愛情はウザいかも…と思う点もありましたが)
子供への虐待が問題視されている現在、「子供への無償の愛を与える」ということを教えられる映画です。続きを読む閉じる
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かなり悪いオヤジ
42008/4/18貧乏父さんと天才少年の組み合わせは『リトル・ダンサー』をふと思い出す設定であるが、なんでこんなオヤジからこんなバイオリンの天才が生まれたのかという素朴な疑問が実はこの映画の重要なキーポイントになっている。
「社会的地位の低い子供は運を味方につけられない」はじめて師事したチアン先生からバイオリンの天才チュンは現実の厳しさを伝えられる。しかし、人の心に響くバイオリンを奏でるチュンは天才にありがちな堅物の枠にはけっしてはまらない。だから、娼婦として生計を立てている隣のきれいなお姉さんリリに淡い恋心を抱いたりするのだ。
成功を与えてくれるユイ教授(チェン・カイコー自らが演じている)の弟子につけるため父親リウが、チュン出生の秘密について語るシーンがあるのだが、ここを中抜きにして観客に詳細を伝えない演出が、後の(『戦場のピアニスト』の激奏に負けず劣らない)チュンによる炎の独奏シーンを大いに盛り上げていることは間違いない。
現在何かと注目を集めている中国において、圧倒的にヨーロッパ勢が優位を占めるクラシックを扱った映画としてこれほどの作品に仕上げたチェン・カイコーの手腕はお見事としかいいようがない。北京駅に集まったにわか観客と同じように拍手を送りたい秀作である。続きを読む閉じる
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