駒鳥の唄:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
駒鳥の唄
駒鳥の唄
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駒鳥の唄

1934年公開
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「ダンシング・レディ」「雨」のジョーン・クローフォードが主演する映画で、「バッド・ガール」のヴィニャ・デルマー作の大衆小説を「世界拳闘王」「胡蝶となるまで」のジョーン・ミーハンが脚色し、「夜間飛行」「明日の太陽」のクラレンス・ブラウンが監督に当たり、「夜間飛行」「ダンシング・レディ」のオリヴァー・T・マーシュが撮影した。助演は「ダンシング・レディ」「南風」のフランチョット・トーン、「生ける人形」「空中レヴュー時代」のジーン・レイモンド、「羅馬太平記」「カイロの一夜」のエドワード・アーノルド、「最後の一人まで(1933)」「南欧横断列車」のエスター・ラルストンのほかレオ・G・キャロル、ゼルダ・シアース、エイキム・タミロフ等も出演している。

ストーリー

紐育州のある田舎町の一番の金満家で大きな工場を有するオルダースン一家の一人息子マイケルと同家の料理人マッキイ婦人の一人娘サディとは紐育に勉強に出て一かどの弁護士となり数年振りに故郷に帰ってきて見違えるような美人に成長したダディに再会した。サディにはその頃既にトミイ・ウォーレスと言う恋人があった。トミイはオルダースン工場に雇われていたが素行が治まらぬので解雇された。サディはこれがマイケルのせいによるものだと解し、憤慨の極み、トミイト2人殆ど無一文で紐育に駆け落ちした。紐育に出た2人はすぐ衣食に困った。2人の窮地に付け込んだのは寄席芸人のドリイなるはすっぱ女でトミイをパートナーとして雇い、サディの知らぬ間に2人で旅に出てしまった。サディは今更故郷へも帰れず、独立して衣食の道を講じる決心でさるナイトクラブに雇われた。クラブの常連に四六時中酔っぱらっている有名な金満家のジャック・ブレナンがあった。彼は一目でサディに惚れてしまった。しかもそれは彼のいつもの気まぐれからではなく真剣な恋で、彼の顧問弁護士のマイケルの止めるのも聞かず断固としてサディと結婚してしまった。結婚の後も彼の酒癖は治らずついに命にも係わる大病にかかった。彼の病気を治すために彼と離婚してくれとマイケルはサディに頼んだが彼女は断じてそのことを退け、自分が責任をもって彼を治すと宣言して言葉どおり夫の病気を治し同時に禁酒の誓いまでさせた。サディが真面目な生活に戻った夫と欧州旅行は上がる間際に彼女は昔の恋人トミイが女に捨てられ、しかも肺を病んで苦しんでいると言うことを人伝に聞いた。彼女の心は同情と昔の会いに蘇った。彼女は巨万の富と大切な夫を捨てても哀れな富意を救うべく決心して自らジャックと離婚した。けれども彼女が献身の愛もついにトミイを救うことは出来なかった。しかし淋しい彼女の心には初めて幼なじみのマイケルに対する理解が生まれた。幸福が再び彼女の行く先に待っているのだ。

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作品データ

原題
Sadie McKee
製作年
1934年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社輸入
初公開日
1934年
製作会社
M.G.M映画


[c]キネマ旬報社