これがアメリカ艦隊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
これがアメリカ艦隊
これがアメリカ艦隊
-

これがアメリカ艦隊

1934年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「フットライト・パレード」「駄々っ子キャグニー」と同じくロイド・ベーコンが監督に当ったジェームズ・キャグニー出演映画で「スター悩殺」のベン・マークソンが「家なき少年群」のアール・ボールドウィンと共同してマークスン自作の物語を脚色した。「二千万人の恋人」「爆弾の頬紅」のパット・オブライエンと「鏡の前の接吻」「青い部屋」のグロリア・スチュアートが共演するほか、「流行の王様」のフランク・マクヒュウ、「生の創め」のドロシー・ツリー、「餓ゆるアメリカ」のロバート・バラット、ウィラード・ロバートソン其他が助演する。撮影は「透明人間」「男の一頁」のアーサー・エディソンで、技術顧問は海軍中佐ハーバート・A・ジョーンズである。

ストーリー

造船工のチェスティーは修理の為め碇泊中の軍艦アリゾナの艦上で、一等兵曹ビフ・マーチンと激論の揚句、殴り合いになりかけるがビフが勤務中なので物別れとなる。其夜、職工達の舞踏会でワルツ競技の賞品として自分が寄贈した賞杯を獲得する気だったチェスティーは恋人グラディスと踊っている所を来合せたビフに邪魔されて喧嘩となる。ワルツ競技が始まる、との声に横向いた途端チェスティーはのされてしまい、ビフはグラディスと踊って賞杯を得たので、グラディスはチェスティーに愛想を尽かす。おまけに殴られて仕事を休んだので、仕事の方も馘となる。憤慨したチェスティーはビフに復讐しようと海軍に志願して首尾良くビフと同じ艦に乗るが、ビフは上官なので復讐どころかチェスティーはビフの命令に服従しなければならんので業を煮やす。その後上陸を許された夜彼はドロシーという娘と親くなり、誘われる侭に彼女の家へ遊びに行くと、彼女はビフの妹であると判る。次の夜彼女から是非来て呉れとの電報を受取ったチェスティーはビフの邪魔で上陸が出来なくなる。規則づくめの生活に厭気がさしたチェスティーは黒人水兵の上陸許可証を買取り、黒人に化けて上陸する。ドロシーと会って彼は水兵商売は止すと愚痴た。彼女に諌められて帰艦したが、無断上陸の件をビフが上官に告げたのでチェスティーは罰を食う。其後彼は艦砲射撃演習の際引火した装薬を消しとめて爆破を未然に防いだ功によって勲章を授けられたが、一向に有難がらないので、チェスティーは飛行船メイコンの乗組員に移される。メイコンがロサンジェルス訪問飛行を行った時、途中或る飛行場に着陸した。その地上勤務員が軍艦アリゾナから派遣されるが、突風に見舞われてメイコンは繋留索を持った数名の水兵をぶら下げた侭上昇し始める。そのうちの三人は跳び下り損った為めにその侭飛行船に空中高く曳き上げられるが、二人は力尽きて手も放して墜死する。チェスティーは三人目の男を救うべく落下傘を身につけて索を伝って降りて見るとぶら下っている男はビフだった。チェスティーにとって恨み重なるビフだったが、私怨を忘れて彼はビフを抱くとともに、落下傘を開いて降下を試みたのである。着陸の際に二人とも軽傷を負ったが、チェスティーはビフの生命を救うことに成功する。この功績に依ってチェスティーは一躍上等兵曹に進級し、芽出度く相愛のドロシーと結婚することが出来たのである。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Here Comes the Navy
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


[c]キネマ旬報社