ルナシー|MOVIE WALKER PRESS
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ルナシー

2006年11月18日公開,123分
R-15

チェコの異端的な映画作家ヤン・シュバンクマイエルの新作。病院で繰り広げられる不条理な出来事を、実写とアニメを融合したグロテスクな描写満載で描く。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

精神病院に収容されてしまう奇妙な悪夢にうなされている青年ジャンが、ある侯爵と出会い、セラピーを受けることを勧められる。やがて精神病院に収容されたジャンは、異様な世界に引き込まれていく。

作品データ

原題
Sileni
映倫区分
R-15
製作年
2005年
製作国
チェコ
配給
アットアームズ=レンコーポレーション
上映時間
123分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.3
  • 逢見細戸

    5
    2006/11/29

    初めに断っておく。この映画は私にとっては「5つ星」だが、皆に勧めようとは思わない。不快に思う人も多いだろう。だが、そういう「感情」を揺さぶるものが「映画」だと私は思う。

    さて、チェコの「人形遣い」のさらなる一歩は「人間」と「社会」という、不確かなものへの痛烈な一打だ。

    「ホラー映画」という紹介は必ずしも間違っていないが、この奇妙で猥雑な映画の真の姿を語ってもいない。まさにそこが狙いなのだろう。最初の挨拶で告げられる「芸術は死んだ」の一言で、我々は彼の「罠」にまんまとはめられているのだ。
    そして、この映画の本当の「恐怖」は、映画が終わった後に襲ってくる。この映画を見終わったあなたにとって、映画の中の登場人物は、どちらが「正気」で、どちらが「狂気」だったか?

    答えはあなたの中にだけある。

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