囁く電線:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
囁く電線
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囁く電線

1926年公開、コメディ
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ヘンリイ・レヴエレージ氏作の探偵小説をケート・エル・マックローリン女史が劇化した三幕物の探偵喜活劇を映画化したもので、L・G・リグビー氏が監督した。「愛の投縄」「歓楽の不夜城」など出演のアニタ・ステユアート嬢「快傑義涙」「蜂雀」など出演のエドモンド・バーンズ氏を始め、チャールズ・クラリー氏、フランク・キヤムボー氏、オツトー・マテイーソン氏などが共演している。

ストーリー

ニューヨーク財界の巨頭モンドゴメリー・ストツクブリッジは手段を選ばず敵を倒した。その犠牲者の1人たるモーフイーはすべてのものを奪われた揚げ句無期徒刑囚として投獄され、ストツクブリッジはモーフイーの邸に姪のドリスと共に移り住んだ。ある日彼が顧問弁護士ベネットと相談していると電話がかかって来て5時を合図にベネットの命が無くなると囁いた。そして5時になるとベネットは何者かに銃殺された。その騒ぎが納まらぬ間に無気味な電話の囁き声はストツクブリッジの命を夜半に奪うと宣告したので脅え、彼は私立探偵に護衛を依頼した。ドリスの恋人バリー・マツギルは結婚の許可を得んとストツクブリッジを尋ねたが拒絶された上同家への出入りを禁ぜられた。不審に思いつつも彼は恋人の身にさえ危険が迫っていることを知らなかった。夜半に果たして電話のベルは鳴り響いた。囁く様な声は「俺はモーフイーだ。俺を牢へ送った貴様を今冥土へ送ってやる」と告げん、終わると同時に銃声と共にストツクブリッジは倒れて絶命した。私立探偵は部下2人と共に飛び込んだが既に遅かった。すべての窓は閉ざされて犯人の出入りした形跡がないので探偵等は困惑した。困惑している探偵自身が邸内の電灯が一時に消えると共に姿を消してしまった。不可解な事件の続出に脅えたドリスは恋人バリーを呼び迎えた。バリーは消失した探偵の2人の助手を配下として自ら事件を解決せんとした。第三回目の電話の脅迫はドリスの命が一時に絶たれることを囁いた。バリーは地下に密室あるべきを信じて探検すると果たして惨劇の行われた密室の直下に交換室が装置されモーフイーの腹心ノートンがひそんでいたのを捕らえて来た。刹那にベルが鳴ったのでトリスが取ろうとする受話器をバリーが奪うと受話器は爆発した。モーフイーがノートンに命じて受話器に弾丸を装置し、スウイッチを入れて殺人を働いていたことを慧敏なるバリーは観破したのである。

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作品データ

原題
Whispering Wires
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1926年
製作会社
フォックス映画
ジャンル
コメディ


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