ヘレン・ミレン
女王
ダイアナの事故死から1週間の、英国王室の混乱をリアルに描いた実話ドラマ。英国の名女優、ヘレン・ミレンが本人そっくりにエリザベス女王を演じている。
※結末の記載を含むものもあります。
97年5月にブレアが首相に当選。その3か月後、ダイアナ元皇太子妃が自動車事故で亡くなった。息子チャールズと離婚した彼女の死に沈黙するエリザベス女王には国民の不満が集まり、女王を擁護するブレアは苦悩する。
女王
フィリップ殿下
チャルズ皇太子
ロビン・ジャンヴリン
クイン・マザ(皇太后)
スティヴン・ランポト
侍従
ウィリアム王子
ヘンリ王子
トニ・ブレア
シェリ・ブレア
アレステア・キャンベル
ダイアナ妃
ドディ・アルファイド
監督
脚本
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影監督
プロダクション・デザイン
編集
音楽
キャスティング・ディレクター
[c]2006 Granada Screen (2005) Ltd / Pathe Renn Productions SAS / BIM Distribuzione [c]キネマ旬報社
静かで強く優しい女王の心の葛藤のお話。 もちろん王室の中の事ですから本当の事は分からないのですが、さすがに女王として生きている女性は素晴らしいな、と思いました。 譲れない気持ちもあったでしょうに譲歩し見守ることが出来る人は色々な経験があってのことでしょう。 自分で車を運転し川で立ち往生するシーンはキリッとしたキャリアウーマンの様。鹿を見つめる姿は心の内を見せられない立場の寂しさが見えたようで悲しくなりました。 ダイアナは亡くなったことで永遠に愛される人になりましたが、エリザベス女王も同じように愛されているのでは?と思いました。 ヘレン・ミレンはまるでそっくりさん。素晴らしかったです。
事実を下敷きにしているけれど、どこまでが真実で、どこまでが創作かはわかりませんが、英国における王室のあり方を教えてくれる映画です。 王権は神から与えられたものという伝統と現代とのギャップに苦悩する女王、そしてその女王と国民の橋渡しをする首相の努力が丹念に描かれています。 今から次回作がとても楽しみです。
ダイアナ元妃の事故死。 あの時、王室で何があったのか。。 事故後1週間、王室は危機に直面する。国民のために人生のすべてを捧げてきた女王の行動は理解されず非難の矢面に立たされる。 その行動に理解を示しながらも苦言を呈するブレア首相。 あれから10年も経ったのですねぇ。 テレビでニュースを見ながら衝撃を受けたのを覚えています。 ヘレン・ミレンは素晴しい演技でした。物真似ではない存在感がそこにはあったと思います。
まず、吃驚したのがキャストがそれぞれご本人に似ていること!!! ヘレン・ミレンの映像はあちこちで流れていて 「ん~♪上手くつくったなぁ」と思っていましたが ブレア首相も!フィリップ殿下も!似てます!! チャールズは実物の方が皺っぽくて薄いけど(笑) 現女王、皇太子、現首相の現実の話を映画化してしまうイギリスってすごい♪ タイムリーに見て来た出来事なので興味津々でしたが 残念ながらダイアナ元妃と王室との確執については、チャールズ皇太子の 「ダイアナの裏の顔は誰も知らない」で片付けられていて消化不良 (まぁ無理も無いとは思いますが) チャールズ皇太子が(保身の為というのが見え隠れするとはいえ) 王室の中では一番物分りが良いというか..人格者のように描かれていたのが意外 確かに女王(ロイヤルファミリー)も一人の人間 好むと好まざるとに関わらず、特殊な環境に置かれているのは可哀相でもありますが 国民に寄生して(言い過ぎなのは承知です) 生きている現在の立場はわきまえるべきだと個人的には思います。 日本の皇室も、無理矢理ルールを変えて皇位を継承せず 過去の記憶(歴史)として閉じても良いのではないでしょうか?