アフター・ウェディング|MOVIE WALKER PRESS
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アフター・ウェディング

2007年10月27日公開,119分
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デンマークの女性監督スサンネ・ビアによるヒューマン・ドラマ。悲しい現実に直面したある家族の愛と苦悩の物語が、生々しい情感みなぎる映像のなかに展開する。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

インドで孤児院を営むヤコブが、多額の寄付を申し出てきた実業家ヨルゲンに会うため、母国デンマークへ。そこでヨルゲンから娘の結婚式に出席するよう誘われたヤコブは、衝撃的な事実を知ることに。

作品データ

原題
EFTER BRYLLUPPET
製作年
2006年
製作国
デンマーク
配給
シネカノン
上映時間
119分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    nakatadairake

    4.0
    2008/1/1

    ぼくは基本的にはアメリカ映画が大好きなもんで、どうしても点数が甘くなってしまう傾向があります。

    そのかわり、当たり外れが大きいのもアメリカ映画の特徴で、時々ひどい目にあうんですが・・・

    それにくらべてヨーロッパの映画は入ってくる時点でかなり厳選されているので当たり外れはあんまりないような気がします。

    そのかわり、心の底からこの映画大好き!といえるような映画も少ないですね(あくまで、個人的な好みですが・・・)。

    でも、この映画はなかなか感心しました。

    俳優もみんないいし、多用されるクローズ・アップも印象的でした。

    この監督がハリウッドによばれたのも充分わかります。

    こういう映画を撮れる監督がアメリカにもあんまりいなくなったんでしょうねぇ。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    4.0
    2007/11/14

    なんて、タイミングの良さ!と思いきや、やはり、そこには裏があった。しかし、それにも理由がある。血がつながっていなくとも、こんなにも絆が強くなれるとは!
    家族でも、言えない秘密がある、人生の選択は誰にでもある、そして必ず自分の居場所がある。どんなに苦悩があっても支えてくれる人、指南してくれる人、ただ寄り添ってくれる人、そういう人がいれば、過去から学び、現在を確かめ、未来へと繋げる大きな力となり得るのかも知れない。この複雑な家族によって、自分の人生の線を確かめたくなるだろう。

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  • rikoriko2255

    モットー

    3.0
    2007/10/20

    眼のクローズアップとカットバックの多用が目に付くのが特徴的な作風。ベテラン俳優たちの緊迫した演技の遣り取りに眼が離せない。『007/カジノ・ロワイヤル』で血の涙を流す怪演が記憶に新しいマッツ・ミケルセンの存在感が光る。

    視線を交わし合う人物と人物を数台のカメラで捉え、その人物が見た対象の短いショット繋ぎのインサートを積み重ねることにより、感情の揺らぎや心理の絡み合いのサスペンス感を煽る描写の仕方がハリウッド的な手法に似ている。

    家族ドラマの見せ方にベルイマンや黒澤明の映画を想起させるところがあるが、スサンネ・ビア監督は成瀬巳喜男や小津安二郎の映画は観ていないように思える。

    インドとデンマークの二つの世界を平行して描くことで何を表現しようとしているのかが分かりにくい。貧富の格差、人と人との立場や運命の違いを対比させようとしているのだろうか。しかし、世界はなかなか変わる兆しはない。

    そのつもりはないが、結果的に人を出し抜く皮肉な展開を招き寄せてしまうことになる男の名前がヤコブであることに監督の意図するものが感じられる。

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