殺人都市:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
殺人都市
殺人都市
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殺人都市

1936年公開
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仮出獄制度の不備に一矢を射た映画で、「情無用ッ」のキュベック・グラスモンがジョール・セイヤー及びホーレス・マッコイと協力して脚本を書き下ろして台詞を書き「大渓谷の呼声」「大鴉」のルイ・フリードランダーが監督に当たり、「透明光線」「黄金(1936)」のジョージ・ロビンソンが撮影を担当した。主なる出演俳優はともに映画初出演の舞台及びラジオ・ドラマからのヘンリー・ハンター、アン・ストンを始め、「懐かしのケンタッキイ(1935)」のアラン・ダインハート、「大渓谷の呼声」のノア・ビアリー・ジュニア、「アメリカの恐怖」のアラン・バクスター、「聖林三百六十五夜」のグラント・ミッチェル、「二つの顔」のアラン・ヘール、バーナディーン・ヘイズ、バートン・チャーチル等の面々である。

ストーリー

新年の前夜、州の刑務所で催された演奏会は、突如ジンゴウが殺害されたので中止となった。居合わせたラス・ウェーレン、マーティー・クロウフォード、オーケー・スミスの3人が容疑者となった。ラスとマーティーは仲良しで近く仮出獄するはずだったがこの事件のため差し止めとなった。その後ラスは満期になるまで結婚しない条件で仮出獄を許された。オーケーは当局の目を眩まし出獄しマーティーだけが獄に止まっていた。マーティーの娘フランセスの嘆きは一通りでなかったがラスは心から彼女を慰めていた。ラスは知人の紹介で政治屋のリチャード・マラードの許で働くことになったが、そこにオーケーがいるのを見るとこの仕事の疚しさを考えて辞職した。次にフランセスの紹介でラジオ工場で働いたが、工場主のレックス・ガヴィンは前科者の採用には大反対であった。一方オーケーとマラードの一味は銀行を襲撃して得た金でボビィ・フリーマンを保釈出獄させた。彼は一味の手先となり当局の目を眩ますに役立つ男だった。やがてマーティーも出獄し娘やラスと楽しい生活が始まった。しかるにマラードはラスの工場に彼が前科者であることを密告したので、ガヴィンはラスと一緒にフランセスも解雇した。ラスは新聞記者に仮出獄制度の不備を責め、またマラードを非難したので、マラードはボビィにラスの殺害を命じた。ところがボビィはそれをラスに自白したので、ラス、マーティー、ボビィの3人は待ちぶせた悪人等と砲火を交え、ホビィは銃弾に倒れ、一味は逃走した。ラスはボビィ殺人の嫌疑で捕われた。フランセスはマラードの秘書から彼の陰謀証拠物件によって彼の罪状を知った。マラードは身の危険を知ると彼の秘書を銃殺して南米へ、高飛びしようとしたが、悪運尽きて捕われた。かくて仮出獄制度の改善があり、ラスは全く自由の身となってフランセスとの結婚も許可された。

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作品データ

原題
Parole
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル支社輸入
初公開日
1936年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社