サブマリン(1928):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
サブマリン(1928)
サブマリン(1928)
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サブマリン(1928)

1928年公開
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「閃弾」と同じくジャック・ホルト氏が主演し、ドロシー・レヴィア嬢が助演する映画で、ウィニフレッド・ダン嬢が執筆した台本により、「呑気な商売」「陽気な踊子」等と同じくフランク・キャプラ氏が監督したものである。「憧憬の彼方へ」「呑気な商売」出演のラルフ・グレイヴス氏と「1万ドルの女」その他のセシル・ドミル映画に数多く出演したクラレンス・バートン氏、との2人が助演する。

ストーリー

アメリカ海軍の兵曹ジャック・リーガンと同僚のボッブ・メイスンとは無二の親友であった。事実それは彼ら2人の間には何物の介在をも許さぬくらいの固い固い朋友の交わりであった。彼らが中国のある地点でその港の浚渫をしていた時のこと、2人はある夜町に歓楽を求めに行き女のことから、土地の無頼漢達と大喧嘩をやった。その後、沈没した船に爆弾を仕掛ける作業をやることとなり、潜水に巧みなジャックはその大任を命ぜられた。が、その時にジャックは誤って綱にからまれ命を失はんとした。ボッブはこの危機を水上にて察し、水業には熟練していない彼であったが親友の命の危うきを見て堪らず水中に跳り入って、爆発の間一髪にジャックを救いだした。また数日経って、ジャックは潜航艇付きとなり、ボッブはサン・ディーゴへと赴任を命ぜられ2人は別れ別れとなった。ジャックは友と別れた淋しさを紛らすためにダンスホールに行った。そこで彼はベシーという女に出あった。白人の女は彼には珍しかった。酔った彼はベシーに結婚を申し込み、そして2人は結婚した。が、家庭に妻としておさまるには適しないベシーの性質であった。そして2人の間には溝があった。ジャックがほかに要務を帯びて出かけた時、ベシーは日頃のうさをはらすためにダンスホールに出かけた。その時、ボッブがジャックを訪ねて来、彼の帰りを待つ間をダンスホールに過ごすこととした。そして彼はベシーに会った。2人は互いに好きになった。ベシーはジャックと結婚したことを悔いた。ボッブは彼女を未婚の女と信じ、2人は一宵を共に過ごした。翌日、ジャックが帰ってきてからボッブは委細を知って苦しんだ。ジャックは友と妻との間に隠された事実に関しては何も知らなかったが、ふとしたことからベシーがボッブに愛を強要しているのを見てそれを友の不信と誤解し彼を家から突き出した。その後、ボッブの乗り組んだ潜航艇が事故を起こし海底に沈んだ。それを救えるものはジャック一人しかいない。ベシーはボッブを助けたいあまりことの真相を告白した。これを聞いたジャックは奮然、海中深く水を潜って救助に赴いた。ジャックとボッブとの互いの苦しい心使いが水の底で行われた後、ジャックの努力はよく潜航艇の人々を救い出し得た。1カ月後、ジャックとボッブとはまた以前のように異国の港を腕を組んで歩いていた。それを離れた数千マイルの彼方ではベシーがまたほかの男と戯れているのであった。

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作品データ

原題
Submarine
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
スター・フィルム社
初公開日
1928年
製作会社
コロムビア映画


[c]キネマ旬報社