さらば海軍兵学校:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
さらば海軍兵学校
さらば海軍兵学校
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さらば海軍兵学校

1935年公開
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スティヴン・モアハウス・エヴリィの短編から「ぼくは恋人」「ベンガルの槍騎兵」のグローヴァー・ジョーンズ、ウィリアム・スレイヴンス・マクナットの2人組が潤色し脚色は「盲目の飛行士」「名を失える男」のデール・ヴァン・エヴァリーとフランク・クレイヴンが共同し、「可愛いマーカちゃん」「わたし貴婦人よ」のアレクサンダー・ホールが監督、撮影は「ルムバ」「パリは夜もすがら」のテッド・テズラフである。出演俳優は「ベンガルの槍騎兵」「無電非常線」のサー・ガイ・スタンディング、「ベンガルの槍騎兵」のリチャード・クロムウェル、「三角の月」のトム・ブラウン、「ガラスの鍵」のロザリンド・キース、ジョン・ハワード等である。

ストーリー

モートンとボイスは海軍兵学校の1年生で、寄宿舎の同室に起居を共にしていたが、わがままなモートンはさいしょの日からボイスと喧嘩を始め、2人は仇同志の様になってしまった。学校でダンス会がひらかれた時モートンはボイスの恋人マドリーンを横取りしようとした。計画は失敗したがその為2人は益々仲が悪くなった。モートンの兄ダンカンは兵学校の上級生で蹴球のスターだった。彼は弟の性質を直そうと色々苦心するが成功しない。モートンは海軍志望で兵学校に入学したのではなく、ただ、学問をする方便のために過ぎなかった。彼は兄に向かい、蹴球の職業選手になれ、そうすれば金が儲かるというのであった。学校の付近にフィッツヒューという退役の老海軍将校が住んでいた。彼は常にアメリカ魂の衰退を悲しんでいたが、それを老人のグチと見て人は笑っていた。ある時老朽船「コングレス」が入港してきた。それは老人にとっては自分が艦長として激戦したことのある想い出深い船であった。所が実は此の船は実弾射撃の標的になるのだと知って、驚いた彼は1人ワシントンまで出向いて海軍卿や大統領に保存を訴えたが聞き届けられなかった。悶々の末、狂気のようになって彼は夜間ひそかにコングレスに乗り込んだ。翌日候補生の撃ち出す巨砲の弾丸は続々と命中する。正気を失ったフィッツヒューにはそれは昔の激戦の幻想を呼び起こした。彼は次第に沈む艦上で1人応戦の命令を絶叫するのであった。モートンの撃った弾は見事艦橋に命中し彼は壮烈な死を遂げた。かれの死が一同に知れた時、今までお節介屋として侮蔑の眼で見られていた老将校の精神が初めて皆の心を強く打った。今こそモートンも海軍魂に目覚める事が出来たのである。

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作品データ

原題
Annapolis Farewell
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社