猿飛カンター:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
猿飛カンター
猿飛カンター
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猿飛カンター

1926年公開
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ウィリアム・アンソニー・マクガイア氏、オットー・ハーバッハ氏合作のフローレンズ・ジーグフィルド舞台喜劇「キッド・ブーツ」を映画化したもので、ルーサー・リード氏が改作しトム・ギブソン氏が脚色し、「美女競艶」「女王蜂」等と同じくフランク・タトル氏が監督した。この喜劇を舞台で三年間主演したエディー・カンター氏が主役で、「昇天の意気」「紅の大空」等出演のクララ・ボウ嬢、「白馬王国」「盗賊」等出演のビリー・ダヴ嬢、「美女競艶」「女王蜂」等出演のローレンス・グレイ嬢、マルコム・ウエイト氏等も出演する。

ストーリー

トム・スターリングは不良漢共の罠に陥ってカルメン・メンドザという唄い女と結婚せねばなるぬ羽目になった。早速トムが起こした離婚訴訟の騒ぎの最中に彼は300万ドルの遺産を継ぐことになった。カルメンとその弁護士は幾らかせしめようと企んだ。トムはある日顧客を怒らせて酷い目に逢おうとしている洋服屋の手代キッド・ブーツを偶然助けた。トムがキッドと共に家に帰ると、カルメンが離婚訴訟などはなかったもののような面をして収まっていた。カルメンと同棲していたことになるとトムは離婚訴訟に於いて不利の立場になるのであるが、キッドの入来でトムは大変都合がよくなった。トムは判決の日までカルメンの目を逃れることになりあるゴルフ場主の娘エリノアと恋仲になった。キッドはクララという水泳教師と恋に陥ったが、クララに惚れている男というのが彼の洋服屋時代に酷い目に逢わせようとした男で大騒ぎになる。そこへカルメンが嗅ぎ付けてやってきたのでキッドはトムのためとあってカルメンに恋をしかける。そのためクララの期限を損じる。判決の当日となればキッドとクララとの証言がなくてなってはトムの敗訴となるのであった。キッドはカルメンに一杯食わされ法廷から数十里の遠地来てしまった。キッドはトムを助けねば男の一分が立たぬとあって山越え野越えあらゆる乗り物を利用してようやく間に合いトムとエリノア、キッドとクララの二組の夫婦が出来上がったことはいうまでもない。

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作品データ

原題
Kid Boots
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1926年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社