ゼラチンシルバーLOVE|MOVIE WALKER PRESS
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ゼラチンシルバーLOVE

2009年3月7日公開,87分
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ベテラン写真家、操上和美が長編映画の監督に初挑戦。24時間、女をビデオカメラで監視する男と撮られる女との奇妙な関係を、独特の感性が息づく官能的な映像美で映し出す。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある依頼人からの仕事で、コンクリートで囲まれた無機質な部屋にビデオカメラをセットし、運河を隔てた向かいの家の女を黙々と盗撮する男。やがて男が女の妖艶さに心奪われたことから、2人の運命が交錯していく。

作品データ

製作年
2008年
製作国
日本
配給
ファントム・フィルム
上映時間
87分

[c]2008 オニマクリスプラナ製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.0
  • rikoriko2255

    ぼうしゃ

    4.0
    2009/3/2

     異業種からの映画監督の作品は、失敗するか程々の成功を収めるかの両極端な場合が多いのですが、今回の作品は僕個人の感想としては後者のように感じました。  とにかく映像で見せる映画です。短編ミステリーのようなストーリーはあるものの、また男と女の物語ではあるものの、主役は「映像」であるように思いました。    もちろん謎の女を演じる宮沢りえも素晴らしいのですが、「死」から女によって「性」と「生」を手に入れていく様、そして恍惚とシャッターを切る様を演じた永瀬正敏の演技もとてもよかったです。    様々な映像で、性的な暗喩が様々にちりばめられているのですが、不快さを感じさせないのは映像の力でしょう。しかし写真家の監督作品であり、主人公も写真家。それゆえに写真を撮る人(もちろんただ漫然と撮る人は除く)なら必ず考える「写真を撮る理由」についての考察、時間・光・そして女そのものさえも手に入れたいという写真家の欲望と、その写された写真は現実でありながらも現実の女ではないという限界、シャッターを切る瞬間は官能的でありながら手触りが無いという、「写真」に対する考察も含められている作品のように感じました。

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