草彅剛
イジリマタベエ
大人も涙したという「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を実写映画化。未来からやってきた少年と戦国時代の侍との友情、そして侍と姫との悲恋が描かれる。
※結末の記載を含むものもあります。
春日の国の侍・又兵衛は危ういところを真一という少年に助けられる。未来から来たという彼の面倒を見るうちに、2人の間には奇妙な絆が生まれる。その頃、姫との縁談を断られた北関東の大名が春日に攻め入ろうとしていた。
イジリマタベエ
レンヒメ
オオクライタカトラ
カワカミシンイチ
カワカミアキラ
カワカミミサコ
ヨシノ
ヤスツナ
[c]2009「BALLAD 名もなき恋のうた」製作委員会 [c]キネマ旬報社
クレヨンしんちゃんの劇場アニメ版の実写化したのがこの映画と知ったのは、この映画を観た後のこと。
弱肉強食の戦国時代に、このお話は優しく甘く進みます。
「逃げ」てばかりの小学生が逃げない勇気が欲しいと願った時に戦国時代にタイムスリップします。そこで出会ったのが「鬼の又兵衛」と隣国からも恐れられる小国の侍大将。
戦では鬼になりますが、恋には子供以下の逃げの姿勢。恋する相手がその国の姫だけに叶わぬ恋ではありますが…。
「逃げない」勇気…ボクにも必要。
でも、「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉もあるように
時に、逃げる勇気も必要だと思う。
大河ドラマを見ている身としては言葉遣いや所作に現代の雰囲気を感じてしまい、しっくりこないところですが、子どもが時代物に触れるきっかけにはなると思いました。中心を貫く主題は分かりやすいですが、その価値観、本当にあの時代に受け入れられたのかなあと思う部分もありました。
でも子どもにはいいです。