オドレイ・トトゥ
ガブリエル・シャネル
全仏の興収ランキングで1位に輝いた伝記映画。モード界のトップ・ブランド"シャネル"の生みの親であるココ・シャネルの若き日を、オドレイ・トトゥが華やかに演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
父親に見捨てられ、田舎の孤児院で少女時代を過ごしたガブリエル。やがてキャバレーの歌い手となった彼女は、"ココ"という愛称で呼ばれるように。だが、歌手の夢に破れ、仕立て屋でスカートのすそを縫う日々を強いられる。
監督、脚本
製作
製作
製作
製作
脚本
脚本協力
脚本協力
原作
撮影
編集
音楽
美術
衣装デザイン
字幕
[c]Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema [c]キネマ旬報社
世界的なブランドを立ち上げた女性の若き頃の物語。 今からたった100年ほど前、フランス革命からも100年経っているのに、貴族と平民の差の大きさに驚かされる。中世の貴族階級がいなくなっただけで、革命によって新たな特権階級が生まれたころなのかもしれない。 ココは母と死別し父に姉妹そろって孤児院に捨てられてしまう。普通だったらその下層のままの人生なのかもしれない。 ココにはその時代の常識の殻を破る力があったのかもしれない。愛人となっていても男性服や男乗りで馬に乗ったり。 ただ、この映画はどちらかというと男性との関係が中心で、彼女の才能がどのように開花したのかという点についてはちょっと弱い。 もっとも、デザイン力は学んだものではなく、天賦の才で開花すべくして花開いたのかもしれないが・・・・
シャネルに関して多くの書籍が並ぶ。そして生誕記念として今後もシャネルに関しての映画が公開される。シャネル...彼女がこの世にいなくとも、そのブランドは世界に羽ばき、ハンドバックもスティックルージュも当たり前に使う今もそれは彼女によるものだ。孤児から一代でシャネルブランドを築き上げる前の彼女の苦労や苦渋をなめた数々をタイトル通り重点的に描いたシャネルに関する貴重な資料となるだろう、この映画。A.トトウも語っていた通り、彼女自身がとてもシャネルに似ていた。フランス人だからか?そう安易づけるのはなんだかな...と感じるが、ようやくシャネルスーツを着、くわえたばこで仕事に打ち込む姿はまさに、シャネルであった。
女性の社会進出なんて、夢のまた夢の時代。フランス印象派の絵画そのままにコルセットで体を締め付け、小さなパラソルと飾りのたくさんついた帽子がアクセサリーだった時代。その時代に生まれたココは、着易い男装で過ごしていた。そして女性が自由に生きる為には、愛人になるほかはなく・・・。 しかし女性が社会進出を図る為には、自分の職業で自立していく為には、「結婚」や「出産」といった女性性を諦めるしかなかった。これが人権の国フランスであることが信じられますか? 家族が居ても、女性が社会で十分活躍できる国であってしかるべきでしょう。振り返ってわが国は???
昨日は、シャーリー・マクレーン版を見て、今日は、オドレイ・トトゥを見ました。どちらが正確なシャネルの伝記になっているのかわかりませんが、シャーリー・マクレーン版が、苦労しながらも、這い上がっていく強さを描く映画になっているのに対し、貧乏から脱出できず、金持ちの愛人となったあとも、なかなかそこから抜け出せない、女性の弱い部分を前面に出しているのか、「ココ・アヴァン・シャネル」の方でした。 映画としては、徐々に才能を開花させるシャネルを見ているほうがおもしろいのだけど、かなり長い間、愛人時代があったようなので、最初は、楽な方へ流れていったのかな、という想像もできました。最後に出てくる成功したシャネルのオドレイ・トトゥが美しい。
お金持ちのすることは理解できんって感じ??? ココもなんだかんだ言ってて、将校のところに転がり込んで、ちゃっかり愛人になっちゃってるんですからなんとも言えませんけど.........。 シャネルというブランドを成功させていったというお話かと思ってましたけど、恋愛中心のお話でした。 ウルヴァリンもそうでしたけど、最近順序が逆なのが流行りですか??? 「ココ・シャネル」の方は観てませんが、前作を観た人には物足りなかったのではと...........。 順序よくアヴァンの方を先にやってくれればよかったような...........??? 前作はもう映画終わっちゃってるから、続きはTV待ちですか!?