就職戦術:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
就職戦術
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就職戦術

1937年公開
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「大森林」「彼氏と女秘書」のジョージ・ブレントと「緑の灯」「火の鳥」のアニタ・ルイズとが主演する映画で、ピーター・B・カインの小説を「化石の森」に参興したデルマー・デイヴスが脚色し、「ブラウンの千両役者」のバスビー・バークレーが監督に当たり、「踊る三十七年」「無限の青空」のアーサー・エディソンが撮影したもの。助演俳優は「ショウボート(1936)」「天使の花園」のチャールズ・ウイニンジャーを始め、「青春の抗議」のジョン・エルドレッジ、「緑の灯」のヘンリー・オニール、「倒れるまで」のジョセフ・クレハン、「空の特権」のゴードン・オリヴァーその他の面々である。

ストーリー

米国海軍の一等水兵で飛行船メーコン号の操縦士であるビル・オースチンは、メーコン号の海中墜落惨事の時、最後まで任務を守り片脚を失ったので兵役免除となった。不自由な義足で社会へ出発する彼に上官は記念として「遂行せよ」と銘を彫んだ時計を与えた。彼はリックス木材海運会社を訪れたが支配人スキナーに断られる。そこへ社長の娘マーガレットが来ていたが、ビルは彼も就職志望の娘と信じて話しかけて仲良くなりその夜映画を見に行く約束をする。ビルは海運部長ピースレイにも断られたが根気良く社長リックスに面会しついに採用された。その夜マーガレットを訪れた彼は初めて彼女が社長の令嬢だと知ったが、老社長は機嫌良く二人を遊びに出してやった。令嬢に恋しているスキナーは二人の仲良しを見て嫉妬し、誰にも売れなかった材木の販売を彼に命じた。ビルはたちまたそれを売りさばき他に大口の注文を取って皆を驚かす。マーガレットはビルとの結婚を父に乞うたが社長は一人になる淋しさからそれを許さない。たまたま同社の上海支店に欠員が出来たのでビルをテストしてみることになる。そのテストというのは社長の命じた青い花瓶を買うのだが、秘かに手を廻して妨害しているので仲々手に入らぬ。しかしビルはついになし遂げて上海支店長に任ぜられた。ところがマーガレットは彼と同道して上海へ行くと言うので、驚いた社長は船室を買い占めて二人を乗せまいとしたが、裏をかいてまんまと乗船する。そこへ会社のストが起こり従業員はビル以外の交渉を拒絶した。社長を出港した船へ向け「例え泳いででも帰れ」と無電を打つ。社長が救護船を出して待っていると、ビルとマーガレットは救命イカダに乗って漕いで来た。間もなくビルの働きでストは収まり、マーガレットとの結婚を許された上総支配人に任命され、代わりにスキナーが上海へ追払われたのであった。

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作品データ

原題
The Go Getter
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー支社
初公開日
1937年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


[c]キネマ旬報社