ショウ・ダウン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ショウ・ダウン
ショウ・ダウン
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ショウ・ダウン

1928年公開
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「暗黒街」「決死隊」等に出演して抜群の演技を見せたジョージ・バンクロフト氏のスター昇進第1回作品で、ハウストン・ブランチ氏作の舞台劇をホープ・ロアリング女史が改作し、更にエセル・ドハーティー女史と共同して脚色し、「明け行く魂」「大山鳴動」等と同じくヴィクター・シェルツィンゲル氏が監督したものである。助演者は「暗黒街」「最後の命令」出演のイヴリン・ブレント嬢を始め、「脚光の影」「悲恋の楽聖」出演のニール・ハミルトン氏、「暗黒街」「肉体の道」のフレッド・コーラー氏、レスリー・フェントン氏、アーノルド・ケント氏及びヘレン・リンチ嬢である。

ストーリー

中米の熱帯沼澤地で油田らしいものを発見した山師のダン・カーダンは石油脈へ掘り当てようと懸命に穿孔作業に従事していた。彼は世界を股にかけて石油を見つけ歩いていたが何時も他の大会社に権利を横領されて馬鹿を見るのだった。彼は一本気な男伊達のような痛快男児だった。さてこのカーダンの石油井戸の附近に国際石油会社の油井があってキルゴア・シェルトンという男が働いていた。彼は身体虚弱だったのでダンは一臂の力を貸すことが少くなかった。2人はホブ・シンという中国人の宿屋に泊っていたが、ある時ビッカレルとウィンターという悪竦な石油会社の廻し者がやってきた。このウィンターという男こそ度々奸策を用いてダンから油井を奪った不正漢だった。ダンは大いに警戒に勤めた。ところへキルゴアの兄でウィルソンというのが美しい妻のシビルを伴ってやってきた。借金に困った夫婦は石油成金を夢みて来たのだったがダンの眼にはこの夫婦が失敗することは余りに見えすいていたのでその不心得を愈したが、彼の忠告を罵倒の如く聞いた夫婦は却ってダンを恨めしく思った。ウィンターとビッカレルとはウィルソンを勧めて四十哩もの奥地へ行かせてシビルに近づかんとしたがダンが見張っていたので機会がなかった。炎熱と不安とはシビルを病的にした。そしてビッカレルや義理の男のキルゴアが彼女に対して狂態を見せ更にウィンターに襲はれた時ダンが来て救ってくれたので、シビルはこの「強い男」たるダンに心を惹かれた。そしてその手に抱かれようとした時疲労困憊したウィルソンが突然帰って来た。ダンは夫婦に改めてこの地を去ることを要求したが2人は肯じなかった。そこでダンは自分が去るかウィルソンが去るかをカルタで決めようと言い出した。そして勝負に勝った時ダンは夫婦の憐れな姿を見て心くじけ自ら「負け」と称して石油の噴出し始めた油井を彼らに与え、1人飄然と立去ったのである。

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作品データ

原題
The Showdown
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社