あの高地を取れ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
あの高地を取れ
あの高地を取れ
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あの高地を取れ

1955年5月13日公開、101分
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「女群西部へ!」のドア・シャーリーが1953年に製作した色彩軍事映画。「拳銃魔」のミラード・カウフマンの脚本から「雨の朝巴里に死す」のリチャード・ブルックスが監督、「暴力団(1955)」のジョン・アルトンがアンスコカラーの撮影を、「紅の翼(1954)」のディミトリ・ティオムキンが音楽を担当した。「折れた槍」のリチャード・ウィドマーク、「謎のモルグ街」のカール・マルデン、「ブリガドーン」のエレイン・スチュワートが主演し、以下、「土曜は貴方に」のカールトン・カーペンター、「掠奪された七人の花嫁」のラス・タンブリン、「コロラド」のジェローム・コートランド、「謎のモルグ街」のスティーヴ・フォレストらが出演する。

ストーリー

テキサス州フォート・ブリッスの歩兵訓練所、入所したばかりの新兵たちは、ソーン・ライアン軍曹(リチャード・ウィドマーク)というとんでもない教育係にぶつかった。ライアンの苛責ない訓練ぶりは次第に新兵たちの反感を買った。彼の助手ホルト軍曹(カール・マルデン)の話によれば、ライアンは朝鮮戦線である高地を奪取したことがあり、それ以後新兵教育に当たっているが、海外勤務を希望しているとのことだった。しかし、今度の海外勤務願いも通らなかった。その憂さ晴らしに、ライアンはホルトとメキシコの町へ行き、射的や酒に寛いだ。2人はあるキャバレでジュリー(イレイン・スチュワート)という女に会った。その後またキャバレに行ったライアンは彼女が結婚した兵隊を棄て、その兵隊は朝鮮で戦死したことを知った。彼女は以来兵隊をあさっているとのことだった。翌日、ライアンとホルトは訓練中、ふとしたことからジュリーのことで言い争いをし、数日後の戦闘訓練中には殴り合いの大喧嘩をしてしまった。平静をとりもどしたライアンは謝ったが、ホルトの怒りはとけなかった。訓練が進むにつれライアンに対する新兵の反感は募る一方で、射撃の下手なトリヴァは彼に罵られて思わず銃先を彼に向けたほどだった。その夜、ライアンはジュリーのアパートを訪れ、いきなり彼女に接吻し、口汚く罵った。彼は兵隊だった夫を捨てた女を許せないと思っていたのだが、その心の底には彼女への愛情が潜んでいた。露営訓練の夜、ライアンに恨みをもっていた新兵ドーヴァは脱走しようとしてライアンに見つかってしまった。だがライアンはテントに帰れといい、自分の親父も脱走兵だったのだと告白した。ジュリーへの仕打ちを悔んだライアンが彼女のアパートを訪れたとき、彼女はそこを引き払っていた。ちょうど彼女のトランクを運ぼうとしていたタクシーに同乗した彼は、駅で彼女と見送りに来たホルトに会った。ライアンがジュリーに結婚を申しこむと、あなたは軍隊と結婚しているといってジュリーは去って行った。16週間の訓練を終えて1人前になった兵隊たちがフォート・ブリッスを出て行くとき、ライアンは今着いたばかりの新兵たちに例の嘲笑するような調子でがなり立てるのだった。

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作品データ

原題
Take the High Ground!
製作年
1953年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画会社
初公開日
1955年5月13日
上映時間
101分
製作会社
MGM映画


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