少年の町:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
少年の町
少年の町
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少年の町

1938年公開
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「テスト・パイロット」「我は海の子」のスペンサー・トレイシーと「海国魂」「我は海の子」のミッキー・ルーニーとが主演する映画で、ドア・シャーリーとエリノア・グリフィンが書下ろしたストーリーを「大都会」のドア・シャーリーとが協力脚色し、「アヴェ・マリア」「五つ児王国」のノーマン・タウログが監督にあたり、「二国旗の下」「人妻日記」のシドニー・ワグナーが撮影したもの。助演者は「グレート・ワルツ」のヘンー・ハルを始め、「群衆は叫ぶ」のジーン・レイノルグ、「フランダースの少年」のフランキー・トーマス、「ステラ・ダラス(1937)」のジミー・バトラー、新顔の子役ボッブス・ワトスン等の子役たち、「情無用ッ」のエドワード・ノーリス、「探偵合戦」のレスリー・フェイトン等の面々である。

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ストーリー

神父フラナガンはある大都会の貧民収容所を経営している理想家肌の人だったが、食うことと寝ることより他に考えない彼らを善導するのは、非常に困難な仕事だった。ある時、殺人犯ダン・ファローが死刑を執行される前にフラナガンに向い、「自分がもしよう少年時代に人の愛を知っていたならば正道を歩いたであろう」という告白を聞いて、家なき子供を救うのが一生の仕事であると決心した。彼は質屋を営む親友でイヴ・モリスの財政敵援助を受け、まず小さな少年収容所を儲けて家庭的に世話をした。始めは経営困難だったこの事業も次第に収容人員が増して来たので、郊外に土地を求める金を神父はデイヴに懇願した。かくして彼の夢は実現され、たてられたセッツルメントは小さな町を形づくり、子供たちの中から町長を選ぶほどに立派になった。彼らは独立自尊の精神を守り、かつての浮浪少年たちは正直で立派な人間と変った。しかしこの町を維持していくには多額の金が要るので、デイヴは寄付金を募るように提案したが、思うように集まらなかった。その頃入獄している有名なギャングのジョウ・マーシュは、弟ホワイティの身の上をフラナガンに依頼した。彼は手に負えぬ不良で他の子供たちを悩ましたが、規則正しいここの生活に耐えられず、ついに逃げ出そうとした。彼の唯一の友達である6歳のビイ・ウイは、その後を追って道路へ出たとき、自動車にひかれて負傷を負った。責任を感じたホワイティはあてどもなく都会を歩き廻っている内、銀行が襲撃されている現場に通りかかった。強盗の中には脱獄したジョウが居た。思わずホワイティが呼びかけたとき、仲間の拳銃に足を打たれて倒れたので、ジョウは彼を教会に運びフラナガンに電話でそれを報せた神父は直ちにホワイティを町に連れ帰ったが、警察の嫌疑が少年の上にかかったのはもちろん、世間もこの事件から少年の町を白眼視するに至った。ホワイティは誰が盗みを働いたかを口を割らなかったが、町に迷惑をかけるのを恐れてジョウの隠れ家に出向き、一刻も早くここを立ち退いてくれと頼んだ。彼が秘かに抜け出すのを見た少年たちは後をつけ、大挙して隠れ家に向いついにギャングを捕えた。この話はたちまち全国に広まり、寄付金はだんだんと集まった。そして今はすっかり真面目な少年になったホワイティは、少年一同の推挙によって町長に選ばれた。

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作品データ

原題
Boys Town
製作年
1938年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画
初公開日
1938年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社