真実の力:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
真実の力
真実の力
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真実の力

1932年公開
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「バッド・ガール」「キートンの恋愛指南番」のサリー・アイラースと「速成成金」「氷上の別荘」のスペンサー・トレイシーが共演する映画。「フービー」「女に賭けるな」の原作者ウィリアム・アンソニー・マクガイアの作になるストーリーに基づき「西部戦線異常なし」のデル・アンドリュースが脚色し、ジョン・コンシダインが監督し、「月世界征服(1931)」「目覚めよ感激」のレイ・ジェーンが撮影した。助演者は「各国の女」のエル・ブレンデル、「餓鬼娘」のアラン・ダインハート、ラルフ・ベラミー、ラルフ・モーガンその他である。

ストーリー

自動車隊に所属するフェイ警部は昇級を望んでいたので、いつも実直に働き、密造酒販売のギャングから賄賂がきたときなどは、決まってそれを退けていた。そのため彼は傷を追わせられるような目にあってしまった。病院に入って加療中、病床へ一千ドルという大金が届いた。これはギャングの黒幕である政治家のジェームズ・クローフォードからきたものだったがこれも彼は受け取らなかった。その後、彼は速力違反で一人の娘を引致した。が、彼女がクローフォードの娘であることが分かるやフェイの上役は情を厚くして釈放するのであった。やがてクローフォードの魔手は延びてフェイ警部は地位を落とされ、マニング署長の下に働くこととなった。しかし自分の正しさが報いられないフェイはこの左遷依頼ガラリ人間が変わって手当たり次第に至るところから賄賂を取るようになった。彼はあらゆる酒場から金を取った。マニング署長とかねてから相愛の仲であったフィリスはある時、警察署を訪れた。その時、フェイはかつての恨みがあるので彼女に馬言を浴びせた。署長は秩序錯乱のかどをもってフェイを罰しようとした。折りから一警官の報告により、閉鎖命令中のモナーク倶楽部がフェイを買収して営業を始めたことを知らせてきた。早速フェイを呼び寄せた署長マニングは該倶楽部に手入れを命じた。丁度その頃フィリスは友達と連れ立って倶楽部へ遊びに行っていたがギャングの一人から恥ずかしめをうけよとした。危ういところを経営者の放った弾丸にギャングスターは倒れたが殺人の嫌疑はフィリスの上にかかり、手入れに乗り込んできたフェイは彼女を警察に拘引した。まもなく娘の身を案じたクローフォードが警察へ現れたため娘は連れ去られたがフェイは若干の金を握らせられた。反クローフォードのギャング一味はフェイが裏切ったものとした帰途を擁して彼を撃った。弾丸は彼に当たらなかったけれど彼の愛する少年ジミーはこのため重傷を負った。この少年の危難はさすがのフェイの心をも激しく動かした。彼は断然意を決して単身ギャング掃とうに出かけていった。

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作品データ

原題
Disorderly Conduct
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
フォックス
初公開日
1932年


[c]キネマ旬報社