寝台車の女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
寝台車の女
寝台車の女
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寝台車の女

1927年公開
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「破戒」「美人売約済」のマリー・プレヴォー嬢が主演する映画でウィルソン・コリソン氏の原作から「恋と休暇」「美人売約済」のF・マッグルー・ウィリス氏が脚色並びに撮影台本を執筆し「桃色曲芸団」「我侭女房」のアール・C・ケントン氏が監督し「難破船」「ラッシュ・アワー」のデューウィ・リグリー氏が撮影した。主演者の他に「三週間」「金髪騒動」のハリソン・フォード氏、「歓楽地帯」「ダイアモンド強奪事件」のキャスリン・マクガイア嬢、「美人売約済」「幻の街」のハリー・マイヤース氏、フランクリン・パングボーン氏、エセル・ウェールス夫人等が助演している。

ストーリー

神経病専門の若い医師ドナルド・バートンは前妻ヘーゼルと別れることになり法律家ジェリー・メーソンにその手続きを頼んでいたが離婚判決が下らないうちにドリーという女と婚約をしてしまった。ところがこのドリーというのは可愛い顔に似合わぬしたたか者でドナルドに対し別に愛などは感じていないのだが出世の踏台にするために彼と結婚しようとしているのであった。そして丁度自分の母親が旅行の途中立ち寄ったのを幸い早く話をすすめてしまおうと彼女はドナルドを誘ってホテルへ食事にゆく。そのホテルにはドナルドの前妻ヘーゼルが泊っていた。ドナルドは彼女を見つけてドキッとしたがヘーゼルは勇敢にも彼等のそばに来てドリー母娘とは未知の間柄であるのを幸い故意に躓き足を怪我した如くに装って別室でドナルドの看護をうける。ドナルドが治療室へ帰って来るとヘクターという新患者が来ている。これはドリーに捨てられて失恋した男である。そこへドナルドを諦めかねたヘーゼルがやって来ていろいろとドナルドを掻き口説こうとする。此時ドリー母親が現われたので治療室に珍事件が起る。ドリーはドナルドをせき立てて早々に結婚式を済せ母親と3人でカリフォルニア行きの急行列車に乗り込む。この結婚が法律上有効でないのを知っているヘーゼルは法律家のジェリーと彼等の跡を追い夫婦と称して同じ列車に乗ってドナルド一行を監視する。そこへまた失恋男のヘクターも心の痛手を忘れようと乗り合せた。これらの人々を乗せた列車が或る山道を走っている際1人の酔漢が車の連結を切ったので彼等の車は逆行しはじめた。だがその車が脱線転覆しかかった瞬間ヘーゼルはドナルドへ、ドリーはヘクターの腕へかえった。

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作品データ

原題
The Girl in the Pullman
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社輸入
初公開日
1927年
製作会社
パテ映画


[c]キネマ旬報社