新ロビンソン漂流記:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
新ロビンソン漂流記
新ロビンソン漂流記
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新ロビンソン漂流記

1940年公開、0分
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「暗黒街の弾痕」「歴史は夜作られる」等の脚色チーム、ジーン・タウンとグレアム・ベイカーが製作者となっての第1回作品で、ヨハン・D・ウィス作の少年小説を雨人が「勝鬨」のウォルター・フェリスと協力脚色し、「年ごろ」「最後のギャング」のエドワード・ルドウィグが監督したもの。出演は「駅馬車(1939)」のトーマス・ミッチェル及びティム・ホルト、無声時代以来の英映画女優エドナ・ベスト、「海国魂」のフレディー・バーソロミュウ及びテリー・キルバーンで、撮影は「大空地獄」のニコラス・ミュスラカ。

ストーリー

19世紀初頭のロンドンは、ナポレオンの渡洋作戦に脅かされながら、人々は反省の色もなく快楽に耽っていた。スイス人の時計商ロビンソンは、かかる世界に安住するのを好まず、豪州の新大陸に移住して、自ら汗する生活の尊さを一家の者に知らせようと決心した。妻のエリザベスや上の息子たちは、ロンドンでの富める生活と別れるのを嫌がったが、ロビンソンは断固として一家を率いて出発した。船は南太平洋で暴風にあい暗礁に乗り上げる。船員は皆瀕死してロビンソン一家だけが船上に残った。附近に島が見えるので、ロビンソンは一家を督励していかだを作り、食物や家畜と共に島へ渡ってみると、そこは無人島であるが樹木は繁茂し、魚や鳥の多い恵まれた土地だった。ここに漂着したのは天の意志であると考えたロビンソン不平満々たる一家の者を訓して、ここに永住の決心をした。間もなく彼の指導によって家が作られ、附近の土地が耕されて畑となった。しかし妻がいつまでも文明生活の楽しさを忘れ得ず悲しんでいるのを見たロビンソンは、止むなく海を渡る船の建造にかかったが、完成が半ばに近づいた時、大雷雨が起って船は粉微塵となった。彼はこれも天の意志だと考え、それ以来船の建造を止め専心この島の開拓に従事した。一家の者は都会生活の惰弱さが無くなって、質実剛健な生活と人間が作られて行くことを深く喜んでいると、突然思いがけなくもこの附近に汽船が現われて一家を発見した。ロビンソンは家族を集めて自由行動を許し、自分一人は飽くまでこの島に残る覚悟だった。すると一番英国へ帰りたがっていた妻が、夫と一緒に島で暮すと言い出した。結局3番目の子供と末の坊やは両親と暮し、上の2人は他日の雄飛に備えて欧州で勉強する事になった。2人の兄弟も、必ずやいつかここへ帰ってくるであろう。そして彼らの力によっても、幾多の人間が新しい天地に健全な生活を求めて出発するであろう。浜辺に見送る者も、甲板から遠ざかる肉親と島を見る兄弟も感慨無量であった。

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作品データ

原題
Swiss Family Robinson
製作年
1940年
製作国
アメリカ
配給
RKO支社
初公開日
1940年
上映時間
0分
製作会社
RKOラジオ映画


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