ジャングル・フィーバー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャングル・フィーバー
ジャングル・フィーバー
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ジャングル・フィーバー

1992年1月25日公開
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黒人男性と白人女性の恋愛が巻き起こす波紋を、クールでシニカルな笑いと過剰なディスカッションで描く人間グラフィティ。監督・製作・脚本にニュー・ブラック・ムーヴィーの教祖「モ'・ベター・ブルース」のスパイク・リー。撮影はアーネスト・ディッカーソン、音楽はテレンス・ブランチャードで、スティーヴィー・ワンダーの12曲の歌をフィーチャーしている。字幕監修にデイヴ・スペクター。

ストーリー

フリッパー(ウェズリー・スナイプス)の朝は妻ドリューとのモーニング・トレイン(朝のセックス)で始まる。いつも2人のあえぎ声で起こされる娘のミング。有能な建築デザイナーである彼の一家はそんなオープンで愛に満ちた、平和で裕福なものだった。会社に出たフリッパーは経営者(ティム・ロビンス、ブラッド・ドゥリフ)から新しい白人の秘書アンジー(アナベラ・シオラ)を紹介される。彼はアフロ系の女性を希望していたのだが、逆差別だと丸めこまれた。父親(オシー・デイヴィス)は、あまりの頑迷さに教会から追放され、今は聖書の朗読と犬の散歩に明け暮れる狂信的バプティスト。母ルシンダ(ルビー・ディー)はダンサー崩れでクラック漬けの長男ゲイター(サミュエル・L・ジャクソン)が無心に現れると、つい金を渡してしまう。一方、ブルックリンのベンソンハーストに住むアンジーの家族は、カトリックを信仰するケンカっ早い父と2人の兄の貧しいイタリア系だ。幼馴みの恋人ポーリー(ジョン・タトゥーロ)は父ルー(アンソニー・クイン)のドラッグストアで働く、繊細な若者だった。家に帰りたくなくて残業していたアンジーとフリッパーは話すうちに、その場でセックスをしてしまう。フリッパーは経営陣に加われないことを知ると会社を辞めた。2人は人々の冷たい視線を浴びながら関係を続けた。フリッパーは高校教師の親友サイラス(スパイク・リー)に交際を告白し、アンジーも友人に彼との関係を教えてしまう。ある日、フリッパーが家に帰ると、ドリューが彼の持ち物を窓から投げ捨てていた。アンジーも父親の鉄拳を受けた。2人はアパートで暮らし始める。ドリューは茶飲仲間に訴えた。「私は半分白人で白い肌なのに、彼は本物の白人女を求めたのよ」。ポーリーの店で常連客は話し合う。「イタリア女はイタリア男では我慢できないのさ」。アンジーはポーリーに別れを告げた。涙を流す息子にルーは「黒人男なんかに女を盗られやがって」と怒鳴る。ポーリーは初めて父親に反抗した。ある日、外でアンジーとふざけ合っていたフリッパーは警官から強姦犯として扱われる。彼を恋人だと叫ぶアンジーにフリッパーは「恋人なんていうな。殺されちまう」と叫び返すのだった。2人には別れるしか道はなかった。一方、ポーリーはいつも店に顔を出すインテリ黒人女性にデートを申し込み、仲間のリンチを受けながらも彼女の家にたどりつく。フリッパーは母のテレビを持ち出したゲイターを探して麻薬窟へたどりつき、黒人たちの退廃ぶりに呆然とし、兄に絶縁を言い渡してしまう。数日後、金をせびりに来たゲイターは父に射殺された。久し振りにドリューと朝の愛撫を交したフリッパーはミングに「いつか戻ってくるよ」と告げるのだった。

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作品データ

原題
Jungle Fever
製作年
1991年
製作国
アメリカ
配給
UIP
初公開日
1992年1月25日
製作会社
ユニヴァーサル作品


[c]キネマ旬報社