受難者:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
受難者
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受難者

1928年公開
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「アラブ」「魔術師」と同じくレックス・イングラム氏の作品でロバート・ヒッチェンス氏の原作を「スカラムージュ」「我等の海」のウィルス・ゴールドバック氏が脚色の筆をとった。俳優は「魔術師」「我等の海」のアリス・デリー嬢と「魔術師」「妖花アラウネ」のイバン・ペトロビッチ氏が主演し、マルセル・ビーベル氏、ハンバーストン・ライト氏、その他が助演している。カメラは「煩悩」「トロイ情史」のリー・ガーメス氏担任。

ストーリー

野蛮時代の色彩が今なお強い北アフリカで受民は今でも予言者モハメットの時代と同じ生活をしている。その土地にキリスト教を奉するトラピスト修道院がある。教父アドリアンは幼少から心仰生活に入っていたが近頃俗世の誘惑に彼の心は動揺を来していた。1日アドリアンが大木を切り倒した際誤って1人の若い女を気絶せしめた。彼女を介抱してしばらく蘇生せしめた時2人の姿が相抱かれていた。修道士がこれを見て直ちに禁固されている男にアドリアンの罪を着せた。良心の苛責に堪えかねアドリアンは忍苦の生活をすることを決心して名もポリス・アンドロフスキーと昔の名前にかえり、砂漠を越えてベニモラの緑地にゆく途中ドミニという美しい婦人に出会った。彼女の父レンス卿は宗教を越えて奔放な生活をしていたが彼女は熱心な儒教信者であった。ベニモラにはアンテオニ伯爵の邸園があってドミニは招かれて訪れたのである。ドミニが暴漢に襲われたのをポリスが救って以来2人の間に恋が芽生えていた。アンテオニ伯の邸園でパーティーが催された際ポリスは彼の過去と未来のことを易者に占われたのがポリスの心を傷めその場を抜け出してしまった。その後、数週間経過して後ドミニは丁度砂漠を旅行することになったがそれに先立ちアンテオニ伯からもある僧侶からもポリスに対し警戒するように言われたが2人は遂に結婚して「アラーの園」と称せられる砂漠を蜜月旅行の途に上った。しかしドミニに心を寄せているアンテオニ伯に前身を見破られ煩悶していたポリスは激しい暴風雨中ドミニに救われたのを機会に破戒の罪を彼女に懺悔し髪の許しを乞うた。信仰厚い彼女は愛する良人を神の手に渡すことを躊躇しなかった。良人を修道院に送って2人は永遠の別れをつげた。

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作品データ

原題
Garden of Allah
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
MGM
初公開日
1928年
製作会社
M・G・M


[c]キネマ旬報社