純金のキャデラック:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
純金のキャデラック
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純金のキャデラック

1956年10月16日公開
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「アダム氏とマダム」で日本にお目見得し、『昨日生まれて』で1950年度アカデミー主演女優賞を獲得したジュディ・ホリディが主演する、奇想天外な女性のテンヤワンヤ行状記。ブロードウェイで上演されたジョージ・S・カウフマンとハワード・ティヒマンの戯曲からエイブ・バロウズが脚色、「殺人者はバッジをつけていた」のリチャード・クワインが監督した。撮影は、「ララミーから来た男」のチャールズ・ラング、作曲はシリル・J・モックリッジ。共演は「重役室」のポール・ダグラスに、「あの日あのとき」のジョン・ウィリアムス(1)、他にフレッド・クラーク、アーサー・オコンネルなど。ラスト・シーンのみテクニカラーで撮影されている。

ストーリー

ここはニューヨーク。国際企業株式会社の株主総会。会長兼社長に新しく就任のジョン・ブレシングトン(ジョン・ウィリアムス(1))副社長のギリイとメトカルフ、経理担当のスネル(フレッド・クラーク)など、いずれも腹黒い連中だが前社長のマッキーヴァー(ポール・ダグラス)だけは誠実な人物。彼は大統領の要請で国防省に入るため持株を整理、プレシングトンに椅子を譲ったのである。だが僅か10株の株主、ローラ・パートリッジ(ジュディ・ホリディ)の発言から一騒動起こる。マッキーヴァーはローラを家まで送る中、女優志願だという傍若無人な彼女に興味を持つようになる。総会の度毎、ローラの奇抜な質問に手を焼く重役連は、彼女を雇い入れ口を封じようと計った。職名は小株主連絡課長、ローラは大張切りだが仕事が暇で仕方がない。その中、総務部長ジェンキンス(アーサー・オコンネル)と秘書のアメリア(ネヴァ・パタースン)が、お互いに愛し合いながら気が弱くて言い出せないのを知り、仲を取り持ってやる。一方、世間の誤解を招かぬため、国防省からの注文も寄こさぬマッキーヴァーは重役連と対立。加えてローラが小株主達に出す手紙の郵税はかさむ一方、さらにプレシングトンの義弟ハリイが新重役に補充早々、ヘマで子会社をツブす。プレシングトンが何とかバレぬようにと頭をひねっているところへマッキーヴァーが現われる。どうやらローラとお互いに満更でもない様子。ところがアメリアは、ローラに株主名簿を貸した理由でクビの宣告。ローラが事件をバラすと社長をおどしつけ、アメリアの首はつながったが音を上げた重役連は彼女にマッキーヴァーから注文を取らせることにした。しかし、あにはからんや、ローラの熱願でマッキーヴァーは腐敗した社内刷新のため会社に復帰。重役連は株を持たぬからと彼を認めない。止むなくマッキーヴァーはローラの派遣を国法違反として重役を告訴。だが連邦裁判所の判決は結局敗訴に終る。重役側の弁護士にローラとの仲を中傷されたためだが、一計を案じたマッキーヴァーは、総会でローラが例の質問で引延ばしている間に会社から委任状を山と集めて持込む。かくて現重役は総退陣。2人は小株主達の贈物、純金のキャデラックで新婚旅行に出発した。

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作品データ

原題
The Solid Gold Cadillac
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1956年10月16日
製作会社
コロムビア映画


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