人生交響曲:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
人生交響曲
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人生交響曲

1928年公開
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「包囲の中に」「五番街のモデル」等の監督者スヴェンド・ガーダ氏が特にジーン・ハーショルト氏のために書き下ろした物語を、チャールズ・ケニヨン氏が改作し、併せて撮影台本を作り、それに據って「不尽の熱火」等を作ったF・ハーモン・ウェイト氏が監督したジーン・ハーショルト主演映画である。助演者は「法螺吹き靴屋大当たり」に共演したマリアン・ニクソン嬢とジョージ・ルイス氏との二人で、その他、チャールズ・クラリー氏、クラリッサ・セルウィン嬢、ロスコー・カーンス氏等も出演。

ストーリー

ドイツでその名を知られていた作曲者フランツ・ハウスマンは、その作ったシムフォニーを売りにニューヨークへ渡って行ったが、事ごとに齟齬し、今は余儀なく花屋で働いている娘エルザの細腕を頼りに生活を続ける身の上となった。が、娘が父親の面倒を見なければ成らぬという理由から、富裕なジョージ・オストバーグの結婚の申し出を断ったのを知った時に、ハウスマンは怪し気な酒場でやる喜劇敵シムフォニーの指揮者となることを承諾した。が、そうした惨めな職を求めたということを娘には知らせまいとして、ハウスマンは実は彼のシムフォニーが売れたので毎晩その稽古をしているのだとエルザには云って聞かせた。オストバーグ夫人はそれを聞いて彼をお茶の会にと招待した。が、オストバーグ氏は、酒場でハウスマンの惨めな有り様を見ていたこととて、彼の真実の身の上を人々に知らせるため、妻、子のジョージ、それにエルザを伴って、酒場に行きハウスマンの指揮している様を見せてやった。斯くてそれを見た人々は、あるいは驚き、あるいは悲しんだ。ジョージはエルザとの結婚を両親が許さないので両親と絶縁する。一方、ハウスマンは、娘の嘆き、我身の破滅、悲嘆絶望のあまり、打ち倒れる。医師はよほど何か刺激元気づけるものがない限り、その体は思い通りにはならないだろうと診断する。エルザは意を決し、父親を救けようとし、父親の作曲をある大音楽団によって演奏せしむるようにやっとのことで取り計らう。が、その演奏を耳にしている内にハウスマンの意識はその調べによって甦り、彼はよろめいて舞台に現われ、代わって自ら指揮棒を振った。そしてこの演奏は大成功裡に終わりを告げた。斯くてオストバーグ夫妻も息子のジョージと和解しジョージはエルザと楽しい結婚式を挙げた。

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作品データ

原題
Jazz Mad
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル支社
初公開日
1928年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社