キャタピラー CATERPILLAR|MOVIE WALKER PRESS
MENU

キャタピラー CATERPILLAR

2010年8月14日公開,84分
R15+
  • 上映館を探す

2010年2月に行なわれたベルリン映画祭で寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞した、若松孝二監督による人間ドラマ。田舎の村で暮らす1組の夫婦の姿を通し、戦争の愚かさを描く。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

戦場で四肢と声を失い、村民から奇異の目を向けられつつも、“生ける軍神”と祀り上げられる夫・久蔵と暮らす妻・シゲ子。戦場での出来事を思い出し、混乱していく久蔵と空虚な思いを抱くシゲ子をよそに終戦の日は近づいてくる。

作品データ

原題
Caterpillar
映倫区分
R15+
製作年
2010年
製作国
日本
配給
若松プロダクション=スコーレ
上映時間
84分

[c]若松プロダクション [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

2.5
  • rikoriko2255

    barney

    3.0
    2010/8/29

    寺島しのぶの演技力はすごい!! この映画、わずか14名のスタッフで2週間ほどで作ったとか!! ひそかに話題にもなってて、儲かりましたね~~~ぇ。 夫が四肢を失った姿で帰ってきて、愕然とするシゲ子。 お国のためとはいえ、周りの奥さんたちも、人事だと思って、よく言うわ~~~とも思いました。 ただ私的に、この芋虫さんのようになっちゃった久蔵、自業自得のようにも見えた。 軍人さんなんて祭りたたえられてたけど、何やってたんだかって感じで................。 シゲ子は一旦はこの化け物のような夫を殺そうとしますが、赤ん坊のような夫にあきれたというかなんというか、夫に尽くし始めます。 でも時折仕返しかのごとく、いじめてるっぽいところもありましたけど(^^ゞ 食べる、寝るの繰り返しでは、妻もキレるわ~~~~ぁ。 最後は久蔵も自分の愚かさに気がついたのか??? やっぱりそうなりますかって感じで終わりましたね。 ま~ぁこの映画は、日本がおかしくなってた時代のお話ですね。 こんな時代に生まれてなくてほんとよかったと!! エンディングで流れる元ちとせの歌は、この作品の最後にしめるのにほんとマッチしてた歌声だったと思いました。

    続きを読む + 閉じる -
    違反報告
  • rikoriko2255

    元電気メーカー社員

    2.0
    2010/8/19

    夫婦関係という極めて私的な舞台を通して戦争の愚かさを表現しようとした意気込みが良いが、無用な説教臭さがそれを台無しにしている。 主人公を軍神と称えながら、彼の世話は妻一人に押し付ける世間や、軍神にされたことで、実は孤立させられ、追い詰められて行く現実を少しずつ自覚していく主人公の描写は、途中までは良かったが、その後字幕で、まるで社会科教科書のように、終戦間際の日本の戦況解説が始まると同時に、主人公達の人物描写に力が無くなる。 結局、主人公をありきたりに死なせる(終戦の日に自殺)ことで、本作は作品の核心とも言うべき「個人を通じて描く戦争」も、途中で打ち切ってしまう。 主人公が、自力では生きることすら出来なくなった自分と、かつて自分が犯し、殺した被害者たちを重ね合わせて半狂乱になる場面を挿入したからと言って、製作者達が、戦争の愚かさを描いたつもりになっていたとすれば、それは驕りだろう。 脚本の練り方が安直。「戦争について教えてやる」という製作者側の偉そうな姿勢が目立つ映画。寺島しのぶの体当たりの演技がもったいない。

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告