ラリー・デヴィッド
ボリス
ウディ・アレンの監督40作目となるロマンチック・コメディ。ニューヨークで暮らす偏屈な物理学者と彼の元に居ついてしまった田舎育ちのおバカな娘が繰り広げる恋愛騒動。人気コメディアン、ラリー・デヴィッドが監督の分身ともいえる主人公ボリスを軽妙に演じ、エヴァン・レイチェル・ウッドが監督の新たなミューズに扮する。
※結末の記載を含むものもあります。
かつてはノーベル賞候補になりながら、いまは落ちぶれている物理学者ボリス。ある夜、凍えかけていた若い娘メロディに声をかけた彼は彼女を不憫に思い、数日泊めてやることに。ボリスと暮らすうちに、メロディは彼が“運命の相手”だと思い込むように。さらに、娘を追って両親も相次いで上京したことから、事態はおかしなことに。
ボリス
メロディ
マリエッタ
ジョン
ブロックマン
ボリスの友人
ランディ
ボリスの友人
ボリスの友人
路上の少年
少年の母
監督、脚本
製作
製作
撮影監督
プロダクション・デザイン
編集
衣装デザイン
製作総指揮
製作総指揮
キャスティング
キャスティング
キャスティング
[c]2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC. [c]キネマ旬報社
私は主人公ボリスほどの天才ではないが、偏屈で人間ぎらいという点ではこの主人公に似ている。 そして、実はそういう自分を理解してくれる人を求めているのも、きっと同じだ。それがこういう若く美しい女性であれば他に不足なことは何もない。 でも、もちろんそれが永続しないことも分かっているから、いや短命に終わることすら容易に予想できるから、若く美しい女性でなくても、そういう出会いを避けるのだ。 そして、より一層、偏屈親父なるのだ。
自死願望さえ持っているボリスが、メロディと過ごす中で生きる喜びを得ていくのが、タイトルの「人生万歳!」の様に、良い事がそう起きない人生でも、生きる意味や価値があるのでは?と思える作品でした。
初めてのウッディですが、まあよかった。おまけのインタビューであなたの幸せとはなんですかとばかな質問に答えて、”なーんにもおこらないこと”と云ってたのには感心した。(あくびしてたのにはわらった)