友川カズキ 花々の過失:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
友川カズキ 花々の過失
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友川カズキ 花々の過失

2010年12月18日公開、70分、ドキュメンタリー/伝記
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詩人、歌手、画家、エッセイスト、競輪解説者など、様々な顔を持つアーティスト、友川カズキの素顔を捉えたドュメンタリー。1950年、秋田県に生まれ、中原中也やフォークブームの影響を受けて育ち、多様な分野で活躍する男の生き様を、新進気鋭のフランス人映像作家ヴィンセント・ムーンが独特の感性と色彩で切り取った。

ストーリー

友川カズキ。詩人、歌手、画家、エッセイスト、俳優、酒豪、表現者。自立して生きることを忘れがちな現代にあって、無頼詩人のロマンを体現するアーティストである。1950年2月16日、秋田県山本郡八竜村生まれ。本名、及位典司(のぞき・てんじ)。自然に囲まれた環境で祖父母の手によって育てられた。中学校時代までは文学に無縁だったが、図書館で目にした中原中也の詩『骨』に衝撃を受け、詩作を開始する。能代工業高校ではバスケットボール部のマネージャーを務めながら太宰治や小林秀雄などを乱読。1970年代初め、大ブームとなっていたフォークソングに影響を受け、アコースティック・ギターを独習。それまで書きためた詩に曲をつけて歌い始める。1974年、シングルレコード『上京の状況』で歌手デビュー。1970年代後半には劇団と深く関わり、俳優として舞台に上る一方で、さらなる表現活動の場を求めて絵画にものめり込む。1985年、美術評論家ヨシダ・ヨシエに認められ、東京で初の個展を開催。以後、全国各地で個展を開き、多数の芸術家や文化人から惜しみない賛辞を受ける。1993年、前衛音楽やサイケデリック・ロック等の代表的なレーベル、PSFレコードから『花々の過失』をリリースすると、それまで廃盤だったアルバムがまたたく間に再プレスを記録。04年には三池崇史監督の映画「IZO」に出演し、劇中で5曲を披露。2005年には若松孝二監督「17歳の風景 少年は何を見たのか」で音楽を担当するなど、映画音楽の分野にも活動を広げている。音楽活動も年に1作の割合でコンスタントにCDをリリース。2000年以降は海外でも評判が高まり、欧米各地で公演を開催。彼の作品が歳を重ねるごとに美しく透明に洗練されていくさまは、今後ますます多くの人々に勇気を与えていくに違いない。

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作品データ

原題
La Faute des Fleurs - a portrait of Kazuki Tomokawa, Musicians of Our Times Episode 2
製作年
2009年
製作国
日本 フランス
配給
花々の過失制作委員会
初公開日
2010年12月18日
上映時間
70分
製作会社
Temporary Areas=Modest Launch
ジャンル
ドキュメンタリー伝記


[c]キネマ旬報社

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