
メラニー・ロラン
アネット・モノ
第2次大戦中の1942年、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙。粘り強い取材と綿密な時代考証によって実際の出来事を限りなく事実のままに再現した、骨太の人間ドラマ。懸命に生きる子供たちの姿と、撮影中あまりの辛さに帯状ヘルペスを発症し痙攣を起こしたというメラニー・ロランの熱演が涙を誘う。
※結末の記載を含むものもあります。
1942年のパリ。ナチス占領下のフランス政府がユダヤ人の一斉検挙を断行する。一夜にして1万3000人ものユダヤ人がヴェル・ディヴ(冬季競輪場)へ連行され、水も食料もないままに放置される。赤十字から派遣された看護師アネットは、ただ1人の医師シェインバウムと共に、収容所へ移送される子供たちに付き添うことに。
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