染谷将太
スミダユウイチ
「行け!稲中卓球部」の漫画家・古谷実が、ギャグ路線を封印して描いた同名問題作を、『恋の罪』の鬼才・園子温監督が実写映画化。“ある事件”によって運命を狂わされた15歳の男女の姿を描く。主演の染谷将太と二階堂ふみは、ヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞に当たるマルチェロ・マストロヤンニ賞をW受賞。
※結末の記載を含むものもあります。
普通の大人になることを願う祐一と、愛する人と守り守られ生きることを夢見る景子は共に15歳の中学3年生。ある日、2人の平凡な日常は“ある事件”によって一変してしまう。衝動的に父親を殺してしまった祐一は普通の人生を諦め、世間の害悪となる悪人を殺そうとする。景子はそんな彼を救おうとする。
スミダユウイチ
チャザワケイコ
ヨルノショウゾウ
タムラケイタ
タムラケイコ
スミダノチチ
スミダノハハ
チャザワノハハ
カネコ
タニムラ
テルヒコ
ミキ
ユウ
ウエイトレス
マークン
フジモトケンキチ
テツ
チャザワノチチ
監督、脚本
原作
製作
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
撮影
美術
照明
録音
編集
音楽
音響効果
アクション監督
衣裳/スタイリスト
助監督
メイキング
ヘアメイク
ライン・プロデューサー
[c]「ヒミズ」フィルムパートナーズ [c]キネマ旬報社
世の中の不条理ばかり描かれているのに、登場人物はみんなとにかく人間的です。生温いといえばぬるいのかもしれませんが、それが一方で現実的でもあるように感じました。
映画は大体、中盤の盛り上がりが一番のときに涙を誘うシーンがあると思いますが、
この映画は終わって暗転し、ロールが流れているときに初めて全体的なシーンが回想されて、ぼろぼろと泣いてしまいました。
キャストについてもほんの少しの脇役に実力ある俳優人がさらっと登場し、
逆に印象的な役柄に見た事のない俳優さんが当てられていたりととても興味深いです。
おそらく役柄そのものではなく、その場を印象付けたいのではないかと感じました。
東北大震災へのメッセージもうまく映画のストーリーにはまっていて、
本当にメッセージ性が強いです。
被災者の方には衝撃的なシーンも多いですが、自分に向き合って考えさせられる映画だと思います。
映画館でみなかったことを後悔しました。