青春罪あり:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青春罪あり
青春罪あり
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青春罪あり

1933年公開
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「競馬天国」「謎の真空管」と同じくアール・シー・ケントンが監督した映画で、アリス・D・G・ミラーの書き下ろしものを女史自らフランシス・マーティンと共同して脚色に当たった。主演者は「坊やはお休み」「人間の横道」のヘレン・トゥウェルヴトゥリーズで「舗道」「419号室の女」のウィリアム・ハリガン、「キング・コング(1933)」のブルース・キャボット、「坊やはお休み」「競馬天国」のエイドリアン・エイムス、ヴォードヴィル俳優ケン・マーレイが助演するほかチャールズ・ミドルトン、アド・エンヌ・ダンプリクールも出演している。カメラは「暴風の処女」「暴君ネロ(1932)」のカール・ストラッスの担当である。

ストーリー

ハロウェイ警部の娘ゲイはある婦人衣装店のマネキンだった。ある日、ゲイは衣装を持って顧客の1人である富豪の娘ジュリアを訪れ、そこでカークという有閑青年に遭った。カークはジュリアの許婚者であったが、一目でゲイの美に心打たれ、それからは毎日彼女の帰路を待ち伏せしてはドライブに連れだした。1日、週末旅行で海岸に出かけた時、売りものに出ていた丘の別荘を見つけ、その小屋がゲイの気に入ったと見るとカークは早速買い入れて、次の逢瀬の時、彼女をそこに連れ込んで、初めて自分の愛を打ち明け、ジュリアとの婚約を破棄すると誓った。ゲイには自分を深く愛している保険勧誘員のジムがあったが、今はカークを愛しているゲイだったので、カークの言を信じて、その夜身を委ねてしまった。こうしてゲイはカークとの結婚を楽しみに退社後の幾時間かをカークと、この別荘で過ごしていたが、その内怪しいと睨んだジムはゲイを尾行して、初めて、カークとゲイの関係を知った。が、ゲイはそこで明らかに自分らが結婚する事を表明して、ジムを帰してしまった。そのことがあって以来、カークのゲイに対する熱もようやく冷め、ジュリアとの婚約破棄どころか、急に結婚式を挙げて欧州へ旅に出たいとジュリアを促した。自分の店へ結婚衣装を調べに来たジュリアからこの事を聞き、始めて自分が欺かれていた事を知った。その夜、例の別荘でカークの帰りを待ち、カークを射殺しようとしたが却つて彼のために戸棚に閉じこめられた。カークは父の友人だった地方検事に自分が女に脅かされてるから助けてくれと電話を掛けた。こうして、カークは幾度生娘を毒していたか知れなかった。地方検事の命を受けて女逮捕に訪れたのはハロウェイ警部だった。そして自分の娘ゲイがカークに玩具にされた事を知った警部はゲイから取り上げたピストルでカークを射殺した。ゲイの全ての持ち物を焼き捨て、警部は自首して出たが、ゲイがそのピストルを証拠に自首し、調書に署名した後だったので、受け入れられず、如何なる手段も無駄だった。娘を思う警部は1日、ゲイを現場に引き出し、彼女の印象を巧みに利用して、犯行当時の彼女の態度を明らかにさせた。こうしてハロウェイ警部は娘ゲイの無罪を証明して、法廷で叫ぶのであった。

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作品データ

原題
Disgraced!
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1933年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社