青春の抗議(1936):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青春の抗議(1936)
青春の抗議(1936)
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青春の抗議(1936)

1936年公開
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「街の花嫁」「特高警察」のベティ・デービスが主演する映画で、「支那ランプの石油」「特高警察」のレアード・ドイルが書き下ろした台本により「生活と恋愛」「街の花嫁」のアルフレッド・E・グリーンが監督に当たり、「最初の接吻」「火の鳥」のアーネスト・ホーラーが撮影した。主役デーヴィスを助けて「生活と恋愛」「南風」のフランチョット・トーン、「シスコ・キッド(1935)」「生活と恋愛」のマーガレット・リンゼイ、「西班牙狂想曲」「虚栄の市(1935)」のアリソン・スキップワース、「支那ランプの石油」のジョン・エルドレッジ、ディック・フォーラン、ウォルター・ウォーカー等が出演している。

ストーリー

かつて美貌と才能を歌われた女優ジョイス・ヒースは、余りに自我的な性格の女であった。彼女に近づいた男性は、ある者は自殺しある者は富と地位を失い、ことごとくその身を亡ぼしていた。遂に興行者は鬼門として彼女を避け、今では零落したジョイスは場末の安酒場で酔いつぶれていた。その頃新進建築家ドン・ベローズは落ちぶれ果てた彼女を見かけ、同情の念から彼女を田舎の別荘に連れ帰った。日が経つにつれて、ドンは次第に彼女の妖しい魅力にひきつけられ、到々ある夜我を忘れて彼女を抱擁する。だがドンには良家の令嬢でゲール・アミテージという美しい婚約者がいる。彼は後悔してジョイスを忘れようと思った。然しジョイスの不思議な性格は、段々ドンの心に深く食い入って忘れ難いものとなった。彼は心に悩みながらゲールにそのことを打ち明け二人の婚約を解消した。かくてドンはジョイスのために莫大の金を出して、彼女を主役とする劇の興行を後援することになった。ジョイスは再起の野心に燃えて舞台稽古に取りかかった。ゲールを忘れたドンは今では仕事も顧みず、ジョイスのことで一杯だった。彼は結婚を申しこんだが、すると彼女は暫く待ってくれと言うのであった。芝居の初日が近づいて、もうそれ以上待たせるわけにいかなくなったジョイスは、夜間密かにある汚いアパートを訪れた。そこにはずっと以前別れた彼女の夫ゴードン・ヒースがいた。彼もかつては上流の人間であったが、彼女故に落ちぶれた男だった。ジョイスはドンと結婚するために夫に正式の離婚を願ったが彼はそれを聞入れなかった。自棄になった彼女は彼を乗せた自動車を立木に衝突させて一か八かの運試しをした。彼女は軽傷で済んだが重傷の夫は一生の障害者となった。このため芝居は中止となり、ドンは上流社会の避難を負って計画中の仕事にも失敗した。こうして彼は始めてジョイスの利己一点張りの性格を悟り、彼女を罵って立去った。全快した彼女は興行者を説得して上演を承知させた。ジョイスは愛するドンを他の男と同じように、社会の落伍者にしてはならぬと思った。彼女は見事に舞台に帰り咲いたが、新聞でドンとゲールの結婚の記事を読む彼女の眼には、一杯涙が溢れていた。

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作品データ

原題
Dangerous
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース日本支社
初公開日
1936年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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