アーティスト|MOVIE WALKER PRESS
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アーティスト

2012年4月7日公開,100分
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第69回ゴールデン・グローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞など最多となる3部門受賞を果たしたラブストーリー。サイレントからトーキーへと、転換期を迎えた1920年代のハリウッドの映画界を舞台に、スターの座をかけのぼっていく新人女優と、過去の栄光にしがみつこうとする大スターの没落という2人の運命を描く。

予告編・関連動画

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予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージは、自身の主演作にエキストラ役で出演した新人女優のペピーにアドバイスを送る。目立つ特徴として、唇にほくろを描くようになった彼女は、その日を境に人気が沸騰、スターダムを駆け上るように。1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、彼の人気は下降していく。

作品データ

原題
The Artist
映倫区分
G
製作年
2011年
製作国
フランス
配給
ギャガ(提供 ギャガ=フジテレビジョン/協力 ユニフランス・フィルムズ=コムストック・グループ)
上映時間
100分

[c]La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm [c]キネマ旬報社

動画配信

映画レビュー

3.7
  • rikoriko2255

    お水汲み当番

    3.0
    2020/7/29

    アカデミー賞を何個も受賞した作品なので、楽しみにして行きました。 ストーリーは、時代の変化に追いつけずに転落していく元トップスターと、彼のヒキで(彼を利用して?)スターへの階段を駆け上る女優の物語です。 で、この映画への評はこれでおしまい。 凡作でした。 主人公は、チャップリンが「ライムライト」で演じた主人公と同じ形のヒゲをつけ、「ライムライト」とまったく同じ構図のストーリーを演じています。 すでに世の中がカラーの時代だったにもかかわらず、あえて白黒に固執して撮影したのが「ライムライト」。本作が無声映画で撮られたのも、発想の原点はこんなあたりなのではないでしょうか。 要するに、優れた作品のパクリ、というべき作品が本作だと私は感じたのです。 にもかかわらず、ライムライト(傑作中の傑作)はアカデミー賞を受賞できず※、それどころかアメリカ政府はチャップリンを国外追放処分にしました。 そして、良く言っても二流レベルの本作品がアカデミー賞を大量受賞。 私には、アメリカ人という連中の考えることが、今もってよく分かりません。 (※……ライムライトの公開から21年も後になってから、ライムライトは「作曲賞」を受賞しています。アメリカ人の罪滅ぼしの気持ちなのかも知れませんが) ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • rikoriko2255

    元電気メーカー社員

    5.0
    2012/5/3

    無声映画時代への単なるリスペクトだと思ったら大間違え。現代の撮影技術で制作する現代の芝居(一部にに無声映画時代の手法を借りた部分があるにせよ)から、色を取り去り、台詞も効果音も取り去っった上で、興行成績を狙えるエンターティメントとして仕上げるという、かなりリスキーな実験作。 出演者も含め制作スタッフはものすごい量の事前調査をしたことは、この作品を何の違和感も感じず楽しめることからも分かるし、とにかく終始一貫している美意識だけでもすごい。一部、(制作陣の)勉強の成果を必要以上に誇示するような(「ハイハイ分かりました。だから次行って」と言いたくなるような)カットも無くは無いが、全体的にはそれを遙かに凌駕するチャレンジ精神と、エンターティメントとして完璧に仕上げようとするきめ細やかさに満ちている。 それにしても主演のジャン・デュジャルダン、まだ40代になったばかりというのに見事なオヤジっぷり。ほんといい味出してます。彼の演技力がなければ、恐らく本作は成立しなかった。 文句なしの一本。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2012/4/17

    サイレントとはいえ、映画初期のサイレントとは異なり全編に音楽が響き渡る。 サイレントからトーキーへ。大スターから零落するジョージ。女優の卵から人気者スターへ駆け上がるペピー。映画界の大変化に人生が変わる人たちは当時もたくさんいたはず。2人の人生模様はまるで映画「スター誕生」に似た感じ。ただ悲しい結末ではないことにほっとする。ペピーのideaで新たな華やか映画界が繰り広がりそう。二人のステップはそう、アステアやG.ケリーのよう。 それもこれもペピーの献身的な愛と寛容で成立したもの。ジョージをリスペクトし続けるペピー。彼女はずーっと彼の大ファンなのだ!

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  • rikoriko2255

    YO99

    5.0
    2012/4/16

    泣かせ狙いの映画では無いはずなのに、何故か涙が滲みます。とにかくロマンチックで素敵です! “人”の喜怒哀楽や栄枯盛衰、過去と未来、絶望と希望etc.様々な人生模様が、シンプルで美しい映像に凝縮されています。 主演の二人の表情は、観客を虜にする魅力があります。 サイレントとトーキーやモノクロとカラーといった境界線を超越した、真の“シネマ”かもしれません。 全ての人たちに観ていただきたい“人と映画が愛しくなる”極上の作品です。

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  • rikoriko2255

    keicyacom

    4.0
    2012/4/14

    サイレント映画と言えばチャップリンを思いだすが、これは映画なので、全編音楽でつづられている。言葉を聴いてしまう映画より、出演者のより豊かな表情が楽しめる、本当の意味の「観る」映画なのかもしれない。従って、字幕を読むいそがしさも無く、映像に集中できる。 もちろん、何を言っているのだろうと気になるところも多々あるが、内容は推測がつくので、ご安心を。主人公の愛犬の演技もすばらしかった。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    2.0
    2012/4/11

    無声映画からトーキーに切り替わる頃のスクリーンの向こう側の混乱を描いた作品ということで「雨に唄えば」や「ライムライト」を彷彿とする。また直近では「ヒューゴの不思議な発明」ともテーマが重なる。見終えての満足感はこの「アーティスト」が一番低い。理屈抜きに楽しめる映画が量産されていた頃が懐かしくなってしまう。 「ライムライト」や「雨に唄えば」には娯楽度でも作品の深みでも足元にも及ばない程薄っぺらく感じた。 これがアカデミー作品賞受賞とは、2011年は余程不作ばかりの年だったようだ。

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  • rikoriko2255

    tom

    4.0
    2012/4/10

    これは参りました。 今どきサイレント映画ってどうなん?って思ってたけど アカデミー賞もしっかり獲ったことやし これは観とかんとアカンって感じで観に行きました。 さすが!ですね。 これぞシネマ! セリフがなくってもこんなに表現豊かで こんなにも感情が伝わるんですね。 で、サイレント映画は音楽が命ですね。 音楽が良ければ感情、情景が完璧に伝わります。 それにしてもこの作品を仕上げた監督が凄いの一言。 で、ジョージ役のジャンも悲哀たっぷりの演技が 切なくって悲しくってたまらなかったです。 この時代にこんな映画が観れて幸せでした。

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  • rikoriko2255

    4.0
    2012/3/8

    廃れ行く物の一人者となる人は、上手く乗り換えられないと悲惨よね。何にしても。 サイレント映画の人気スタージョージは基礎がしっかりしているから、何かやりようは有ったと思うの。 舞台栄えしそうだし。ラストに一言だけ流れた声もステキだったし。 でも彼はサイレント映画を愛しているから、その衰退自体が寂しいし、受け入れられなかった。勿論プライドもね。 ジョージは傷付いていたけど、大好きな俳優の私物がオークションに掛かれば、そりゃあ、買い取るわよ。財産があれば。 ファン心理よ。 だって、大好きなんだもん。 その位輝いていたし、大物だったし、優しかった。もっとそう言うファンが居ても良いんじゃないかと思うけどねぇ・・ 兎に角台詞はないのに、心情は、本当に伝わって来ました。 何より、ミシェル監督が、凄くキュートですよ。さすがフランス人。紳士だしユーモアあるし、格好良かった~ 音楽担当のルドヴィックも、監督と凄く良いペアで、この2人のやり取り、楽しかったわ。

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  • rikoriko2255

    やまひで

    3.0
    2012/2/8

     さすがは映画の発祥の地フランス出身の監督でなければ撮れない映画かもしれない。画面のサイズも4:3と凝っている。いくつかのドラマの展開上決め手となるところでは、その限りではないのではあるが、基本的に無声活動写真を模し、そして、色は、もちろん、白黒である(但し、粒子は粗くない)。物語の時間枠は1927年から32年まで、場所は映画産業のメッカ、ハリウッド。日本人が撮った作品であれば、弁士が出てくるに違いない時代であり、歴史の浅いアメリカでは、トーキー化が欧州や日本より若干早いのに気づかされる.。このフランス人監督がフランスにおけるトーキー化の経緯を映画化したら、もっと違ったタッチの作品になったのではないかと、悔やまれる。つまり、ストーリーがどう落ち着くはもう最初から分かっている二束三文のラブ・ストーリーは、仮に本作が無声映画時代へのオマージュだとしても、いただけないのである。脚本も書いている監督M.アザナヴィシウスの、アメリカ市場向けのサービスかとも勘ぐることも可能であるが、それは意地の悪い推測であろうか。ちなみに、この絡みでは、何故題名が『アーティスト』なのかも、疑問に付してもよい点ではある。  と、ここまで留保点を付けながらも、本作、シネアストには必見の作品であることは、間違いない。トーキー化が始まってからもう約80年も経過し、やれ3Dだの何だのと騒がしい昨今、音声を知らなかった時代の役者のパントマイム的演技の身体性と、顔の表情で内面性を演じようとする演技の本来性とに、もう一度立ち返ることの意味は大きいと言わねばならないであろう。

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