ミステリーズ 運命のリスボン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ミステリーズ 運命のリスボン
ミステリーズ 運命のリスボン
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ミステリーズ 運命のリスボン

2012年10月13日公開、267分、サスペンス・ミステリー
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ポルトガルの文豪カミロ・カステロ・ブランコの小説を、「見出された時 『失われた時を求めて』より」のラウル・ルイスが映画化。19世紀前半のヨーロッパを舞台に、複雑に絡み合う男女の人生を描く。出演は、「トラフィコ」のアドリアヌ・ルーシュ。ルイ・デリュック賞、米国サテライト賞最優秀外国語映画賞受賞。

ストーリー

19世紀前半のポルトガル王国。14歳のジョアンはディニス神父(アドリアヌ・ルーシュ)の孤児院で名字を持たずに育った。ある日、神父の計らいで実の母アンジェラ(マリア・ジュアン・バストゥシュ)と面会する。アンジェラは裕福な伯爵夫人だったが、結婚前に別の男の子供を産んだことに激怒した夫サンタ・バルバラ伯爵により、8年間も屋敷に軟禁されていた。伯爵が国王軍に加わって遠征した隙に、神父はアンジェラを連れ出しジョアンとともに匿う。隠れ家でジョアンはアンジェラの父の逆鱗に触れ、母の悲恋と実の父ペドロの無念の死を知る。アンジェラの父は、“もの食いナイフ”と呼ばれる男にペドロと子供の殺害を命じたのだ。アンジェラは修道院に入り、ジョアンは孤児院に戻る。アンジェラの名誉回復のため裁判を起こしたディニス神父は、病の床に臥すサンタ・バルバラ伯爵の入院先を訪れるが、すでに亡くなっていた。神父は伯爵の最期を看取った年配の修道士バルタザルから、彼が駆け落ち相手との間にもうけ、ローマの従兄に預けたのがディニス神父だったことを知らされる。ディニス神父には、想いを寄せていた女性ブランシュの恋路を、弟同然のブノワと共に邪魔した過去があった。ジョアンは名前をペドロと変え、パリに留学する。年上の未亡人エリーズに恋をするが、彼女は自分を振ったアルベルトに執着していた。エリーズの双子の弟は彼女にたきつけられ、アルベルトと決闘して死んだ。エリーズは、ブノワと望まぬ結婚をしたブランシュの娘だった。リスボンの大富豪アルベルトは、サンタ・バルバラ伯爵の元愛人と結婚する。彼の若いころの呼び名は“もの食いナイフ”で、殺害を請け負った赤ん坊を風来坊に売り渡し、その金で身を起こした。エリーズはアルベルトの邸宅を訪れるが、ディニス神父に諭されて帰国する。エリーズの代わりに復讐を果たそうとしたペドロがアルベルトに決闘を申し込む。しかしアルベルトから、アンジェラのために彼が一肌脱いだ話を聞かされ……。

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2012/8/27(月)更新

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作品データ

原題
Mistérios de Lisboa
映倫区分
G
製作年
2010年
製作国
フランス ポルトガル
配給
アルシネテラン(協力 アンスティチュ・フランセ東京=ユニフランスフィルムズ)
初公開日
2012年10月13日
上映時間
267分
ジャンル
サスペンス・ミステリー

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[c]キネマ旬報社