西部の掟:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
西部の掟
西部の掟
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西部の掟

1935年公開、西部劇
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「蠢く天地」「最後の一人まで(1933)」のランドルフ・スコット、「トム・ソーヤーの冒険(1930)」「腕白大将」のジャッキー・クーガン、「楽屋行進曲」「桃色の盗賊」のイヴリン・ブレントが主演する西部劇で、原作は数回映画化されたゼイン・グレイの小説で、チャールズ・ローグが潤色し、「水兵さんはお人好し」のエセル・ドハーティーーがグラント・ギャレットと共同脚色し、新人アーサー・ジェイコブスンが監督に当たり「戦う幌馬車」のウィリアム・C.メラーが撮影した。助演者は「麦の秋」のアディスン・リチャーズ、新人アン・シェリダン、ディーン・ジャガー、ファジー・ナイト等である。

ストーリー

ビーディとサーマンはジョージイという女を使ってアラスカで悪事を働いていたが、サーマンは警察に捕らえられ、ビーディとジョージイはアメリカに逃走してグリーン・ヴァレイに身を隠した。悪事に長けたビーディはここで悪辣な手段で次第に牧場や土地を殖して行った。ハットフィールド兄弟の牧場も1万1千ドルの金のためビーディの手に渡ろうとしていた。兄のトム・ハットフィールドは家畜を8千ドルで売り、後の3千ドルを愛馬「ミッドナイト」を競馬に出して稼ごうとする。弟のジャックはその騎手になりたがっていたが、トムは職業騎手を雇うことにした。だがその騎手にも既にビーディの手が回っていた。トムが家畜を売った金を持って町から帰って来るとき、ビーディが途中でこれを奪おうとした。陰ながらトムを慕っていたジョージイは出獄して来たサーマンを唆し、先回りしてトムの金を奪わせた。ところがサーマンはビーディに殺され、ジョージイの苦心は水の泡となった。翌日トムとジョージイは森の小屋で初めて愛を告白し、ジョージイはビーディの悪事一切を語った。そのとき突如山火事が起こり、トムの努力で2人は危うく焼死を免れたが、火は「ミッドナイト」を盗むためにビーディが放ったものと判った。トムはビーディを捕らえて一切の罪状を告白させ、奪われた金を取り返した。やがて「ミッドナイト」が競馬に出た。騎手は弟のジャックである。そしてトムとジョージイは相擁しながら、ジャックの優勝する様を眺めていた。

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作品データ

原題
Home on the Range
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
西部劇


[c]キネマ旬報社