オロ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
オロ
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オロ

2012年6月30日公開、108分、ドキュメンタリー/社会派
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チベットからインドへ亡命した少年の3年間を追ったドキュメンタリー。監督は「眠れ蜜」の岩佐寿弥。音楽を「39窃盗団」の大友良英が担当する。

ストーリー

「しっかり勉強するんだよ」と母に背中を押され、オロがチベットから亡命したのは6歳のとき。現在はインド北部の町ダラムサラで、チベット亡命政府が運営するチベット子ども村に寄宿しながら学んでいる。夏休み、オロは遠い親戚のおじさんの家で過ごす。オロと同じくチベット子ども村に寄宿するダドゥンとラモ・ドルマ姉妹は、長い休みにはいつも一緒に遊ぶ仲良しだ。今日はダドゥンの誕生日。姉妹とオロの歌合戦を見守る姉妹の母、ラモ・ツォおばさんも楽しそうだ。ある日、オロは、姉妹の父、ドンドゥプ・ワンチェンの映画の上映会で、彼がチベット本土でこの映画をつくったという理由で中国警察に逮捕され、いま刑務所にいることを知る。ラモ・ツォおばさんは、観客にきびしい表情で夫の無実を訴える。夏休みの終わり、山の上の小さなお堂で五体投地した後、ヒマラヤが眺望できる丘で瞑想するオロ。天空ではオロの心を励ますように二羽の鷲が舞っている。オロが祈ったお堂にはかわいい花束が供えてある。冬休み、ダラムサラの町に5年ぶりの大雪が降った。監督に誘われて旅に出るオロ。監督の友人のチベット人ツエワンも一緒だ。インド・ネパール国境を越えた3人はおんぼろバスに乗る。目的地はネパール・ポカラのタシ・パルケル難民キャンプ。監督は10年前につくった映画の主人公モゥモ・チェンガにオロを会わせたかったのだ。難民キャンプで育ったモゥモの親戚の三姉妹ともすぐに打ち解け、三姉妹の家でアクセサリー作りや料理の手伝いをするオロ。家族が開いてくれた夜の宴でオロは歌う。「知らない国にきて、ぼくは悲しいみなし子だけど……」ほんとうの家族といるようなやさしさに包まれ、次第にオロの心の扉が開いていく。三姉妹の前で亡命のときに体験した過酷な記憶に向き合い、トラウマとなったシガツェという町での出来事を語り始める。なつかしい「雪の国」のことを語り合うモゥモ・チェンガとオロ。6歳のときから一度も会っていないチベットの母を想い、オロは自分の言葉で祈る。「早く大好きなお母さんと会えますように。みんなが故郷に帰れますように。昔のように幸せになれますように……」

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作品データ

製作年
2012年
製作国
日本
配給
スコブル工房
初公開日
2012年6月30日
上映時間
108分
製作会社
オロ製作委員会(制作 スコブル工房)
ジャンル
ドキュメンタリー社会派


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