戦線の嵐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
戦線の嵐
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戦線の嵐

1933年公開
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「笑う巨人」「拳闘のキャグネー」のロイ・デル・ルースが監督した映画で、フィリップ・ギブス卿の軍事小説に基づき、エドワード・チョドロフが脚色したもの。主役は「秘密」「永遠に微笑む」のレスリー・ハワードで「男の一頁」「凡その人生」のダグラス・フェアバンクス・ジュニア、「奥様御寵愛」「地下の雷鳴」のポール・ルーカス、「カヴァルケード」のマーガレット・リンゼイ、フィリップ・フェイヴァシャム、ロバート・バラット、アーサー・ホール、ジョン・ブライファー等が助演する。撮影は「暁の耕地」「女探偵長」のバーニー・マクギルである。

ストーリー

ドイツ軍のある捕虜収容所の司令官は残忍酷薄な男で虐待がひどいので、遂に捕虜達は騒動を引き起こし、多数の負傷者を出した。そして司令官自らも従卒に殺されてしまう。副官は捕虜全部を地下牢に入れる。新任の司令官エーリッヒはオックスフォード大学の出身者で、捕虜中の高位将校たる英国大尉アリスンの願いを容れ、捕虜達をバラックに住ませ、運動も自由に許すこととなった。勿論アリスンは絶対に脱走を試みないことを条件とした。アリスンは妻モニカを熱愛していたが、彼女からはほとんど便りがないので憂慮していた。モニカとは賜暇中結婚してわずか六日間結婚生活をした許りだった。彼女の近信には英空軍のディグビイ中尉と会ったこと、中尉が行方不明になったことが記してあった。果たしてディグビィは収容所に送られて来た。アリスンは旧友を見て喜び司令官に頼んで同室させて貰った。中尉はアリスンを避けてばかりいた。そして飛行機を盗んで逃げると言った。彼が脱走に成功した夜、農民の娘が凌辱されて殺され、傍らにディグビィの上着と手紙があったので、彼が犯人と認められた。司令官は英軍にディグビィの送還要求書を出すこととなり、アリスンに副著を求めた。アリスンは拒んだが問題の手紙が、モニカからディグビィ宛のラヴレターであると知るや直ちに署名した。ディグビィは送致され軍法会議の結果死刑を宣告された。その夜真犯人の露軍兵士はアリスン宛に告白書を書き縊死した。アリスンは妻を盗んだ親友をそのまま死刑にあわせようとしたが、遂に処刑の瞬間真犯人が自殺したことを告げてディグビィを救った。そしてモニカがディグビィと相愛していることを知ったアリスンは捕虜脱走を計画した。一夜大挙して飛行機十数台を盗んで捕虜達は脱走した。アリスンは見張り所の機関銃を占領して脱走援護に当たり、手榴爆弾を受けて犠牲となった。

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作品データ

原題
Captured!
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ナショナル社
初公開日
1933年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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