中村邦晃
小嶋アキラ
黒沢清監督「トウキョウソナタ」の助監督などでキャリアを重ねてきた宮崎大祐監督の長編デビュー作。両親を殺害した男によって育てられ、殺し屋となった男の姿を通じて、日本社会の闇に焦点を当てる。日本版フィルム・ノワールを目指して製作された。出演は「無防備」の中村邦晃、「模倣犯」の小深山菜美、「回路」の塩野谷正幸。
恐怖に沈み、犯罪が横行する街。生後間もなく、両親を殺されたアキラ(中村邦晃)は、その犯人である為五郎(塩野谷正幸)によって育てられ、殺し屋に成長。しかし、一流として活躍するようになった今でも、初めての仕事で手にかけた少女の面影だけは忘れられずにいた。そんなある日、アキラはたまたま入った娼館で、その少女にそっくりな女、雪音(小深山菜美)と出会う。その出会い以降、彼の生活にはより一層深い闇が差すようになる……。
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