
ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
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評価・レビュー3.5
家族が経営する動物園の動物たちを乗せた貨物船が嵐に見舞われ、一命を取り留めるも、救命ボートでトラと共存するはめになった16歳の少年の過酷な運命を描くサバイバル・アドベンチャー。優れた長編小説に与えられる文学賞である、ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの同名作を、名匠アン・リーが初の3D作品として映画化した話題作。
ストーリー
※結末の記載を含むものもあります。
16歳の少年パイは家族と、経営する動物園の動物たちと貨物船で航海に出るが、嵐に見舞われ、船は難破してしまう。ただひとり生き残ったパイは悲しみに暮れるが、彼をさらなる悲劇が襲う。命からがら乗った小さな救命ボートにはトラが隠れていたのだ。パイはトラと小さなボートで共存しながら、海の上をさまよう事に。
スタッフ
アン・リー
監督、製作
ヤン・マーテル
原作
ギル・ネッター
製作
デイヴィッド・ウォマーク
製作
ディーン・ジョーガリス
製作総指揮
デヴィッド・マギー
脚本
クラウディオ・ミランダ
撮影
デヴィッド・グロップマン
美術
ティム・スキアーズ
編集
マイケル・ダナ
音楽
作品データ
- 原題
- LIFE OF PI
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2012年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- 20世紀フォックス映画
- 上映時間
- 126分
[c]2012 Twentieth Century Fox [c]キネマ旬報社
映画レビュー
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みるみる
3.02015/7/21美しい映像でした。ほーっとなります。 最終的に少年とトラだけになるわけですから、いろんな命が消えてゆきます。その過程は辛いです。 魚を食すことは日本人は何とも思いませんが、ごめんなさいと叫びながら生きる為の行動をする少年が切ないです。 トラと気持ちが通じ合ったかに思えたのにやっぱりそうもいかず、な最後はそれでいいのかなと思えます。が、辿り着いた島でトラは生きてゆけるのでしょうか? 息子に兄の名前を付けた主人公が今は幸せなのがよかったです。
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tom
4.02013/2/21綺麗です! 映像の美しさに感動しました。 海や空をこんな風に見せられるなんて 想像を超えてしまいました。 2時間を超える作品で、 もしかしたら途中でだらけちゃうかなと思いきや 全然心配なしです。 ストーリーも単純になりがちなところを ラストに捻りを加えたんで、 厚みの出た作品になりました。
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ma_maru
5.02013/2/3海上で1人の若い男とトラが小さな船で227日間漂流する、 という設定のお話。 この映画を語る前にちょいと余談。 村上春樹さんのインタビューで良く「パースペクティブ」という単語が出てきます。 パースペクティブとは直接訳すと「展望」と出てきます。 だから大局的な見方もしくは全体的な把握という意味に捉えることも可能です。 「羊のめぐる冒険」に以下の文章が出てきます。 「私は君に対してできる限り正直に話そうと思う。しかし正直に話すことと真実を話すこととはまた別の問題だ。正直さと真実との関係は船のへさきと船尾の関係に似ている。まず最初に正直さが現われ、最後には真実が現われる。その時間的な差異は船の規模に正比例する。巨大な物事の真実は現われにくい。我々が生涯を終えた後になってやっと現われるということもある。だからもし私が君に真実を示さなかったとしても、それは私の責任でも君の責任でもない。」 上記を受けてパースペクティブを考えると、 物語のストーリーと展望は同じではないと言える。 展望は取替えがきく。次々と入れ替え可能な夢のように。 そういうイメージが映画鑑賞後に喚起されました。 以上、前置きが長くなりましたが、 この映画を観て、その話をふと思い出しました。 目で観た映像美とラストの着地。 感慨深く観終わった後もずっと考えてました。 キャッチコピーにもあるように、 「なぜ少年は、生きることができたのか?」 という観点から考えると、 やはり、希望がメインテーマなのだと実感しました。 生き抜くという観点において一番重要なのは何か? と問題意識を置くと見えてくる希望の光。 さらに、物語を語る視点が多重構造になっていることと、 映像が3Dになっていることは見事に対比的になっていて 素晴らしい。 世界観が果てしなく広がるイメージです。 楽しく鑑賞するというよりは厳かに観させてもらっているという印象でしょうか。 鑑賞後に「あーでもない、こーでもない」と考えるのびシロがある映画です。 自分は好きです。こういう世界。
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静
4.02013/1/29陽は昇り、沈み。潮は流れ、止まり。主人公パイは、ごくごく平凡であれども少年らしい挑戦心や優しさからの忍耐を持っています。 結末は観る前から知っているのに、その中途においてが、未知の体験と恐怖と輝きに満ち溢れています。 とても素晴らしいと感動したのは、地でも海でもトラのリチャード・パーカーは揺るぎなくトラのままであることです。擬人化され、がっかりするようなことはありません。 生き物のこっけいさ、宇宙の美しさ、情け容赦ない現実、それぞれに混ざりあい切ない気持ちになりつつも、これが生きるということか、と納得しました。
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パライバ
1.02013/1/26この映画について、この半年間大まかに言って2種類の予告映像を見せられてきた。一つは普通の「予告編」、もう一つは「TOHOシネマズ・ハリウッド情報」。後者が曲者。ファンサービスのつもりなんだろうが、メイキング映像がたっぷり。ああいうものをを見せられてから「大海原です」という映像を見せられてもなんだかなぁ。 思っていたよりはトラとの映像が多くないのもなぁ。 予告編を超える本編にはまずお目にかかれないものだと又思ってしまった。
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