ザ・マスター|MOVIE WALKER PRESS
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ザ・マスター

2013年3月22日公開,138分
R15+
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『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の鬼才、ポール・トーマス・アンダーソン監督による人間ドラマ。第2次大戦後の混沌としたアメリカで、圧倒的な力で人々を支配・服従させる新興宗教の教祖と、人生を見失い、宗教にはまっていく人々の姿を描く。フィリップ・シーモア・ホフマンほか、アンダーソン監督作の常連が顔を揃えた。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

元軍人のフレディはアルコール依存から抜け出せないでいた。デパートのカメラマンとして職を得るも、客に暴力をふるい、失職してしまう。そんなある日、婚礼パーティの準備をする船に密航した彼は結婚式を司る男と面会する。その男、マスターは実は自ら団体を率いる大物思想家で、フレディは彼のカウンセリングを受ける。

作品データ

原題
THE MASTER
映倫区分
R15+
製作年
2012年
製作国
アメリカ
配給
ファントム・フィルム(提供 ファントム・フィルム=東宝)
上映時間
138分

[C]MMXII by Western Film Company LLC. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.0
  • rikoriko2255

    potewoods

    3.0
    2013/4/16

    始めの方で、マスターの巧みなカウンセリング(processingとか言ってたかな?)は、なかなかのもので、これは最初にオカルトとか洗脳とかいう傾いた見方(保守的、攻撃的ともとれる)を持たなければ、いわゆる一般人(自称自認)でもいくらかの知的好奇心とか自明の世界を疑ってみる知性と思考力があれば、それに絡めて認めてしまえる説得力や魅力を備えてみえる。まあそういう考え方をして見ても面白いかもね、っといったぐらいに。
    映画はこの巧みさを軸にそこに引き込まれていく主人公フレディの様子を辿って行くのかな、と思ったら、マスターが巧みに見えるのはこの最初が頂点で、あとはどんどんボロが出て、やかましくなって行く。
    それでもフレディが完全にマスターから離れ切らないのを、「人間の心の弱さ」とか「現代社会の病理」とか、「洗脳の怖さ」「過去のトラウマ」「信頼と友情」うんぬんに説明付けて見ても、そう見ることは可能だが、それが「テーマ」なんです!と言ってるようなマジメな映画ではなくて、むしろ不真面目で怠惰な映画ではないかと思う。
    怠惰ゆえのふらふら、ずるずる、とラストまで付かず離れずの(というか着いたり離れたりの)マスターとフレディ。最後まで見てもカタルシスはなく煮え切らず、スッキリすることのない映画/人生。ザ、惰性。
    ちょっと重くて疲れました。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    4.0
    2013/4/3

    師弟関係?家族?いやいや、フレディとランカスターの関係はそれを超えている。
    新興宗教団体はあくまで仮面だ。
    たとえ嘘っぱちの様でも、結局はそれも関係ない互いであった。
    人間は弱いのである。しかも戦争というとても悲惨な現場にいた者にはとても払拭できない心の傷を負うのである。一人ではとても支えきれない。だから薬とかアルコールといった物で現実を直視しないようにしていた人が事実、多かったのではなかろうか。
    心を支えきれなくなったフレディがころんと出会ったのがマスターことランカスター。皆から崇められているにもかかわらず、同じ目線で、いや、フレディに弱い部分も見せるから、フレディは彼に吸い込まれた。
    そしてランカスターも特製のお酒が欲しいというだけでなく、実に寛大な受け身であった。妻をはじめザ・コーズメンバーがフレディの存在を否定してもランカスターは決して同意しなかった。「今でしょう、彼を助けるのは」だから徹底した。厳しく、そしてすべてを受け止める、あの姿勢。彼らの間に存在するものはとてつもない何かが存在しているのは確か。

    予告から期待していた。だって主演3人はすばらしい役者であるから。期待通り。
    ただ、ちょっと難しかった。精神を超越する物。目には見えない物。それを説明するのはいささか試練である。もう一度DVDでゆっくり見たい。

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  • rikoriko2255

    tom

    3.0
    2013/3/30

    かなり屈折した感情の男の物語。
    何かに頼らないと生きていけない男。
    アルコール、暴力、女性…
    そして新興宗教の教祖(マスター)に寄り添う。
    不安定な情緒が自分を苦しめてボロボロになってしまう。
    共感はできないけど軽蔑もできないような男。
    俳優陣の演技力は目を見張ります。
    ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンのガチンコ演技力対決。
    ホアキンは凄い俳優になりつつありますね。
    エイミー・アダムスはこんな強い女性にもなれるんですね。
    大人の映画です。

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  • rikoriko2255

    じぇふりぃちゅうぶ

    1.0
    2013/3/26

    アカデミー賞うんぬんと言われなくても、この監督の前作が凄過ぎたし、出演者も凄いメンバーなので絶対に観るぞ!と思っていた。

    しかしどうにも面白くない。宗教(だと思うが)が絡んで来ると、人間のカリスマ性について日頃から疑問視をしてしまう私にとって、ホフマン演じるマスターの存在感と言うか?カリスマ性が全く感じられなかった。

    それに主人公のアルコール依存症に伴う行動の動機についても共感を持つ事が出来なかった。つまり作品世界に全く入る事が出来なかった訳で、上映時間の長さに辛さしか感じなかった。

    考証がちゃんとされている衣装とか小道具とか、映画としての完成度は高いと思うが、面白くも何ともないのはどうしようもない。2度と観ないでしょう。

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    ネタバレあり
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