クヮヴェンジャネ・ウォレス
ハッシュパピー
6歳の少女の目を通して語られるファンタジックな物語が話題を呼び、第65回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人賞)など4部門受賞の快挙を成し遂げたヒューマンドラマ。第85回アカデミー賞でも、ハッシュパピーを演じたクヮヴェンジャネ・ウォレスが史上最年少で主演女優賞候補になるなど、4部門ノミネートを果たした。
※結末の記載を含むものもあります。
6歳のハッシュパピーは、“バスタブ島”と呼ばれる場所で父親と2人で暮らす元気な女の子。ところがある晩、嵐がやってきて、彼女の大好きな場所や人々を奪ってしまう。やがて、父親が重病であることを知ったハッシュパピーは、“強くなれ”という父親の言葉に支えられながら、勇気と生きる術を身につけていく。
監督、脚本、音楽
脚本
音楽
共同プロデューサー
撮影
衣裳デザイン
メイク
製作
製作
プロデューサー
[c]2012 Cinereach Productions, LLC. All rights reserved [c]キネマ旬報社
正直、好みが分かれそうな作品だとは思います。 で、私は・・・心にすごく響きました。 「命」や「生きる」を題材にした内容だと思いますが、 ちょっと視点を変えて「命」「生きる」を見せてくれます。 ものすごく強いインパクトでした。 「強く生きる」ってことをこれでもかこれでもかと 小さな女の子を通じて私たちにぶつけてきます。 あまりのインパクトが心に深く入りすぎて 穴が開いたようになって、呆然としました。 新人監督とは思えない作品のクオリティ。 それよりもすごいのは主人公ハッシュパピー役の クヮヴェンジャネ・ウォレスちゃん。 これは衝撃でした。こんな小さな子がこんなに… アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞ノミネートは 至極当たり前に感じました。
ちょっと体調も悪かったせいもあるので、良心的でない観客としての良心的でない意見をそのまま書きますと、、、 つまらなかったです。90分あるうちの60分は眠りそうで片目で眠りながら片目で薄目を開けてウトウト見てました。なのであまり参考にはならない意見です。 面白かったら目が覚めるだろうと期待したけど、どうもダメで、手ブレぎみのドキュメントタッチのカメラが疲れた目にはしんどくて余計に見にくかった。 どうも設定、世界観ともに共感できなくて入り込めず。 主人公たちの振る舞いの粗暴さにもうんざりして、差別偏見で言うのではないけれど、いわゆる黒人スラム的の何とかダゼ、メーンてゆういちいち叫ぶやり取りのノリが合わない。 ドキュメントタッチに空想ファンタジーを混ぜる作りとか、寓話的な現代風刺とか、それらは別に良いと思うし、全体に濃密な自然/生命の生々しさ、とか、表現力は力強くあったと思うのだけど、、、如何せん、最初の時点から私にはコースがずれていて、全くの空振りでした。ああ、確かにサンダンスが空きそうね、とか思いながら。 これは劇場で金払ったのにもったいないけど諦めて、睡魔に負けてしまおう、となり、ラストの15分くらいだけ、何とかまともに見ようとして見た。ラストはまあまあ良く感じました。