暗闇から手をのばせ|MOVIE WALKER PRESS
MENU

暗闇から手をのばせ

2013年3月23日公開,68分
  • 上映館を探す

身体障害者専門のデリヘル嬢となった女性の目を通して、様々な障害者たちの姿と彼女自身の成長を描いたドラマ。出演は「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の小泉麻耶、「恋の罪」の津田寛治。ドキュメンタリー番組のディレクターである戸田幸宏が、自ら取材した内容を元に脚本を執筆、初監督作品として映画化した。

予告編・関連動画

暗闇から手をのばせ

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

障害者専門の派遣型風俗店“ハニーリップ”で働くことになった沙織(小泉麻耶)の出勤初日。“楽そうだし、身体が動かないから怖くなさそう”という軽い気持ちでこの業界に飛び込んだ彼女は、店長の津田(津田寛治)が運転する車で、客の待つ住宅街へ向かう。最初の客は全身タトゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者、水谷(管勇毅)。彼の筋肉は次第に衰えて行き、最後には動かなくなるという。平均寿命は30歳。“34歳になっちゃった。いつまで生きてられるのかな?”ぶっきらぼうに語る水谷に、返す言葉を失う。常連客の中嶋(ホーキング青山)は生まれつき両手両足に障害を持ち、ほとんど自由が利かないが、性格は至ってポジティブ。本番をやらせてもらおうと必死な中嶋の話に、思わず笑ってしまう。津田と別れ、1人で客先を訪れた沙織がチャイムを鳴らすと、母親が息子の健司(森山晶之)の部屋へ招き入れてくれた。ところが、バイク事故による脊髄損傷で不具になった健司は、ランジェリー姿で跨る沙織を拒絶する。聞けば、若い女性から刺激を受ければ生殖機能が回復すると信じた母親が、勝手に連絡したらしい。部屋を出た後、忘れ物に気づいた沙織が彼の家に戻ると、健司の友人がいた。彼の無神経さに思わずカッとなり、恋人を装ったものの、逆に健司を深く傷つけてしまうのだった。ある日、ストーカーの小西(モロ師岡)によって、ラブホテルに監禁されてしまった沙織。津田に救われた彼女は、病院のベッドで目覚めると“仕事を続けさせてほしい”と懇願する。退院後、水谷の突然の死を知り、ショックを受けていると、街で車椅子に乗った健司に出会う。“あの日のことを謝りたかった”と告げる沙織を受け入れる健司。風俗嬢と客の関係を越えた繋がりを感じた2人は、朝日を見るためにトラックの荷台に揺られて真夜中の海へ向かう。それは彼らが、真剣に生きようとするきっかけになるはずだったが……。

作品データ

製作年
2013年
製作国
日本
配給
SPOTTED PRODUCTIONS
上映時間
68分

[c]2013 戸田幸宏事務所 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.7
  • まこと

    4
    2013/4/16

    身体障害者専門のデリヘル嬢を描いた作品です

    正直、映画としての完成度は高くありませんが、やはり題材が良いですよね
    最近は、こういう関連の書籍も増えましたし、だいぶ情報が一般化してきていますが…健常者はもちろん、恐らく多くの障害者にとっても、特殊な世界である事は間違いありませんし

    ただ、踏み込みが浅く表面的な所は残念ですねえ
    どのエピソードも、普通に想像できてしまうというか…素人が考えても書けそうな脚本です
    監督はドキュメンタリーのディレクターとの事ですから、そういう視点からしか描けない、予想外の展開が欲しかったですねぇ

    出演者の演技はやや稚拙で、素人臭さを感じますが…まあ、こういう内容ですし、そこもリアリティと考えれば、個人的にはアリの範囲ですw
    障害者が3人登場しますが、2人は恐らく、普通の俳優さんだと思います
    でも1人は、ホーキング青山という、障害をウリにしてるお笑い芸人ですw
    まあ、他の2人とは違って、明るい障害者をやってて、良いんじゃないでしょうか

    内容に不満が無い訳ではないですが、全国に348万人いると言われる18歳以上の在宅身障者、そこにスポットを当てた事を評価して☆4つ

    でも…348万人って、男女混みの数字ですよね?
    だとしたら…女性向けのサービスも無いと、市場は半分になってしまうのではw

    続きを読む + 閉じる -
    違反報告